米系保険会社AONの幹部によると、ベトナムのWTO加盟により輸出入と建設関連の保険に対する需要は今後増加する見通しだ。同社のヴー・ミー・ラン氏は、「WTO加盟によって輸出市場が拡大し、国の発展とともに建設需要も増える。今後は特に欧州や米国への輸出が増加すると思われるが、これらの地域では輸入品に対して厳格なルールを規定しており、その要件を満たすために保険加入コストが増大する。また、国内に目を転じると、外国直接投資の増加に伴い、インフラ、製造、エネルギー、鉱業、公共工事の分野で保険需要が伸びる。」という。保険と再保険への支出は将来的には航空、造船、石油精製、資源探査、石油化学、衛星打ち上げなどでも増える見込みだ。ラン氏の見解では、「WTO加盟が実現し新しい企業法も施行されたことで、ベトナム系企業は外資系企業の競争にさらされ、事業展開に際して今までよりも法令順守に目を向けるようになる。そうすれば、地元企業の間で保険に加入する機運が高まるはず」だ。
財務省の高官はこれを裏付けるかのように、ベトナムの損害保険市場は急成長しているとの認識を示した。このような状況の中、損害保険大手ACE、AIG、Libertyの外資系3社は、新商品やサービスの投入を急いでいる。