JPモルガンチェースが域内投資先のトップチョイスにベトナムを選んだ。
同行シンガポール拠点のマネージング・ディレクターであるデビッド・G・フェルナンデス氏は、「私の2007年証券投資先優先リストでは、ベトナムが筆頭を飾る。ベトナム市場は外国人投資家にポジティブなシグナルを送っており、当行は顧客とともに対越投資を増やす予定だ。ベトナムの来年度GDPは今年よりも伸びると予想される。」と指摘する。
フェルナンデス氏はカントリーレポート作成のため、今年だけで6回も来越している。同氏は、来年に入ると地場資本市場に様々な変化が起きると予測している。また、債券市場については、ドン建て社債の発行体はまだ少ないとしながらも、同行の顧客は3年前とは違ってドル建てではなくドン建て社債に興味を示していると述べた。その理由は、金利水準の低下とドン高だ。更には、「経済成長に弾みが付き始めた兆候があり、投資家はそこに魅力を感じている。金融市場はこれまで経済成長のペースに後れをとってきたが、今後は急速に発展し、外国人投資家による資金流入も加速すると思う。WTOへの加盟は投資政策の緩和につながり、いずれ新興市場の仲間入りを果たすはずだ。外国人投資家の多くは事業チャンスだけでなく、証券投資にも注目している。」と語った。
同行の顧客は、フェルナンデス執筆のカントリーレポートの発行を待ちわびている。このレポートは来年のはじめ頃に、同行の世界中の顧客1000社に発行される予定。
ドンの見通しに関しては、「来年の対ドルレートは上昇し、水準的には1ドル=16,000ドン以下になる。これまでのように対ドルで継続的に下落することはない。2007年の上昇率は0.5%前後を予想している。小幅な上昇ではあるが、それはベトナム経済の力強さを示すポジティブなシグナルとなる。」としている。