物価上昇を抑え、インフレを抑制し、経済を安定させようとする首相の指示を実現するために、工業に携わる殆どの企業は、困難を分担し、製品価格を引上げないという約束を行っている。
1) 鉄鋼業界は価格維持を約束
政府の指導により、関連企業は2008年6月末までガソリン、電力、石炭などの一連の主要品目の価格を引上げないとしている。先日、鉄鋼産業も6月末まで鉄鋼価格を引上げないことを取り決めた。
ベトナム鉄鋼協会のファム・チ・クオン会長は、「2008年3月に鉄鋼協会は企業との会議を行った。鉄鋼原料価格がトンあたり900ドルを上回らなければ、鉄鋼価格を引上げないという約束を取り付けました。」と語った。企業はその後4月にも鉄鋼価格を引上げないと約束している。同協会によれば、建設用鋼材の最高価格はトン1,580万ドン(VAT含まず)レベルで維持されるという。それでも税金と運送費を加えれば、市場での販売価格は、トン1,700万ドン(約10万9,000円)を上回る。
現在、鉄鋼原料の輸入価格はトン860~870ドルの水準である。べト・ニャット鉄鋼社以外、900ドルで鉄鋼原料を買う企業はない。また企業は約40万トンの鉄鋼原料を貯蔵しており、2008年5月末までの生産を確保している。
鉄鋼協会によれば、市場での鉄鋼原料の価格上昇も止まり始めているという。現在、鉄鋼原料業者は、トン900ドルでオファーを出しているが、ベトナム企業がこの価格では拒絶するので、オファー価格もそれより上昇しない、という。一方、近々雨季に入り、多くの工事が進捗を控えているため、鉄鋼需要が減少し、鉄鋼価格の続伸が止まっている。中国から輸入するコイル鉄鋼価格などは、トン20万ドン程度下落している。協会では、この状況が続けば、6月末までに鉄鋼価格が上昇することはないと見ている。
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