ベトナムアセットファンド(Vietnam Asset Management Ltd-VAM)は赤字決算となったが、ベトナム株式市場への投資を継続することを発表した。
「ベトナム株式市場は激しい調整局面に入って来ており、多くの銘柄の株価が実質的な価値以下に下落していますが、現在は非常に良い投資チャンスだと見ています。」VAMのグエン・スアン・ミン社長は語った。以下は同社長へのインタービューである。
質問) ベトナム株式市場は2007年度にはとてもすばらしい発展を遂げてきたと評価されていましたが、現在は投資先として再考が必要だとも見られています。国内投資家ばかりではなく、海外投資ファンドも大きく損出していますが、VAMが管理している投資ファンドはどのような影響を受けましたか?
ミン社長) この1年間VNインデックスは50%以下に下落しましたが、上場銘柄に集中して投資しているほとんどの投資ファンドは、非常に大きな損失を抱え、40%もの赤字となったファンドもあります。ただしVAMでは、株式市場がブームとなり、多くの上場銘柄の株価が実質的な価値を遥かに上回っていた時期にポートフォリオの再構成を行い、高い可能性を秘めている株価の低い未上場銘柄に投資先を変更したため、あまり影響を受けてはいません。1つのファンドは6%の赤字ですが、もう1つは20%の利益を上げています。
質問) これまで続いている株式市場の大暴落をどうご覧になっていますか?また、ベトナム株式市場の将来的な発展可能性をどのようにお考えですか?
ミン社長) 市場が過熱した後で、大暴落が起こるのは自然なことです。アメリカ経済の低迷、及び世界にわたるインフレはベトナムを含む各国の金融市場に悪い影響を及ぼしています。しかし、現在の状態は短期的な現象に過ぎません。
質問) VAMは今後もベトナムへの投資を継続しますか?
ミン社長) ベトナムへの投資を継続するばかりではなく、現在は海外から更なる資金調達を行っているところです。更にもう1つの新しい投資ファンドを設立するために、アジアやヨーロッパ、中東の投資家から資金を調達する準備を行っています。この投資ファンドはアジアの株式市場への上場を計画しています。また、日本人投資家のベトナムへの投資需要に応えるために、日本の金融会社2社と協力して、投資ファンドを立ち上げることにしています。