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フィットネスクラブ市場活発化、利益大きく外資が多数参入 完全無料ニュース

[2016/08/23 18:50 JST更新]


(C) vnexpress 写真の拡大

  今から10年前は、スポーツジムと言えば筋トレのための鉄アレイだけが置いてあるジムが主流だった。しかし、今や多くの人が仕事後に運動をするためジムに通っている。また、ジムの質に対する利用者の要求も厳しくなっており、最近では高級フィットネスクラブ市場が活発になっている。

  ベトナムで現代的且つ高級なフィットネスクラブが発展し始めたのは約9年前だ。2007年に米カリフォルニア・マネジメント・グループ(California Management Group=CMG)が「カリフォルニア・フィットネス&ヨガ(California Fitness & Yoga)」を開業したのを皮切りに、2010年に「ゲットフィット・ジム&ヨガ(Getfit Gym & Yoga)」と「エリート・フィットネス(Elite Fitness)」が、2012年にはドイツの「フィット 24(Fit24)」が次々と参入した。最近では、「フィットハウス(Fithouse)」などのフィットネスクラブも登場している。

  同業界関係者によると、面積200~300m2の庶民的なスポーツジムをオープンするのに必要な投資額が5億VND(約227万円)程度なのに対し、面積2500m2の高級フィットネスクラブでは150万USD(約1億5000万円)以上だという。このうち、トレーニングマシンを海外から購入するのにかかる費用が最も大きい。価格はマシン1台当たり8000~9000USD(約80万~90万円)だが、種類によっては1万1000~1万5000USD(約110万~150万円)に上る。

  投資額は大きいが、利益率が高いことから、フィットネスクラブは投資家にとって魅力的な市場となっている。みずほ銀行(東京都千代田区)が全額出資するシンガポールのファンド運営会社みずほアジア・パートナーズ(Mizuho Asia Partners)は2014年1月、1500万USD(約15億円)を投じて「カリフォルニア・フィットネス&ヨガ」株10%を取得した。出資からわずか1年半の間に同フィットネスクラブの店舗数は2倍に増加し、現在は全国7省・市で23店舗を展開している。

  また、ハノイ市で6店舗を運営している「エリート・フィットネス」も、ホーチミン市に2店舗を開業した。「ゲットフィット・ジム&ヨガ」は、2020年までに更に数店舗をオープンする計画で、年平均成長率は+20~30%となる見通しだ。また、「フィット 24」は現在4店舗を展開している。

  投資家によると、ベトナムはシンガポールやタイ、香港に比べて人口に対するフィットネスクラブの施設数が少ないため、ポテンシャルが大きいという。今後、ベトナムにおける高級フィットネスクラブ市場の年平均成長率は+50%前後を維持すると共に、海外から参入するフィットネスクラブも増加していくと予想されている。


  
  
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