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三菱マテリアル、ラオスにサーミスタセンサ製造子会社設立 完全無料ニュース

[2014/04/10 15:25 JST更新]


(C) 三菱マテリアル 写真の拡大

三菱マテリアル株式会社(東京都千代田区)の電子材料事業カンパニーは、電子デバイス事業の主力製品であるサーミスタセンサ(サーミスタ素子を使用した温度センサ)の増産体制を構築するため、4月7日ラオスに製造子会社を設立した。来年3月より操業する予定だ。

  子会社の名称は、MMCエレクトロニクス・ラオス(MMC Electronics Lao Co.,Ltd.)で、首都ビエンチャン市サイタニ郡にあるビタ・パーク(VITA PARK)経済特区内に設置。資本金は400万ドル(約4億0800万円)で、三菱マテリアルが75%、同社タイ子会社のMMCエレクトロニクス・タイランド(MMC Electronics (Thailand))が25%を出資する。

  同社のサーミスタセンサ事業は、特に中国でエアコン・冷蔵庫をはじめとした白物家電向け販売が好調で、インバータ式エアコンの普及に伴い、同国の需要は今後更に拡大することが予想される。更には将来、東南アジア地域においてバイク向けなど新製品販売の拡大も見込んでいる。

  同社の電子デバイス事業は、2012年より海外での製造へシフトを進め、現在はタイとマレーシアに製造拠点を有している。だが、両国では労働コストが上昇傾向にあることから、域内他国への進出を検討していた。ラオスは、◇労働コストが比較的低廉で勤勉な国民性であること、◇政府の投資奨励策によりインフラコストや税制面で有利なこと、◇ラオスの言語がタイ語と類似性があり、タイ拠点のノウハウの導入が容易であること、などの理由から、ラオスへの進出が最適だと判断したという。

  同社は、海外市場、特に新興国市場への展開を軸にすえた成長戦略を推進しており、新たにラオスを製造拠点に加えることで、コスト競争力を強化し、世界トップクラスのセンサメーカーを目指す。


  
  
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