会員ログイン ID   パスワード

会員登録・延長手続 パスワード確認  IDとパスワードを記憶させる
ベトナム株情報 > ベト株ニュース > マクロ経済 > 米国のTPP離脱、ベトナムには国際経済への参入機会

ベト株ニュース - マクロ経済

  
  

米国のTPP離脱、ベトナムには国際経済への参入機会 完全無料ニュース

[2017/01/25 12:40 JST更新]

 ベトナムは、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が発効した場合に、最も多くの恩恵を受ける国と見られている。しかしドナルド・トランプ米大統領が23日、TPPからの離脱に関する大統領令に署名したことで、TPPの行方やベトナムに対する影響が懸念されている。

 経済専門家のファム・チー・ラン氏は、米国がTPPから離脱しても残った参加国が同協定を修正することはできるとの見方を示した。また、ベトナムはTPPの準備の過程で制度改革を推し進め、ベトナム企業に市場拡大の機会を作り出しており、ベトナムが新たな発展段階に入っているとの認識を示した。

 ラン氏はTPPが実現しない場合でも、日本やオーストラリア、インドなどと新たな経済連携の形成を協議することは可能だとした。また、ベトナムと欧州連合(EU)間の自由貿易協定(EVFTA)が正式署名に至っており、EU加盟国との関係を深化させる必要があるとした。

 香港上海銀行(HSBC)の研究グループは、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の効果について分析し、RCEP協定が発効すればベトナムは多くの恩恵を受けると予想している。


  
  
印刷用ページ