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  前日続落して630を割り込んだホーチミン市場は、外国人投資家が2日続けて売り越したことで投資家は慎重姿勢ではあったものの、プラスで寄り付き、ベトコムバンク[VCB]やヴィエティンバンク[CTG]など銀行株が小幅に上昇したことで、629付近で揉み合いに。後場に入るとVCB、CTGが一段値を上げる一方、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]の下落が重しとなり、インデックスは630付近で揉み合ったが、終盤でVCBが下げ戻したほかベトナム投資開発銀行[BID]が更に下落してインデックスを若干押し下げ、+1.73ポイント(+0.28％)高の628.63の反発で引けた。

  最近動向が最も注目されている保険株は、4銘柄中バオミン保険株式公社[BMI]が大きく値を伸ばして5営業日続伸、バオベトグループ[BVH]も上昇。ペトロリメックス保険株式総会社[PGI]とベトナム投資開発銀行保険[BIC]は小幅に値を下げた。これまで低迷が続いていた不動産株が徐々に回復し、売買高トップに立ったFLCグループ[FLC]が7営業日ぶりに値を上げるなど、上昇銘柄が多かった。オーシャンインベストメントグループ[OGC]は、2014年財務諸表を提出したことで23日より監視措置銘柄から警告措置銘柄へと緩和されるとの情報で、午後から上昇。3日連続ストップ高した。

  ハノイ市場は、▲0.52％(0.59％)安で3日続落。アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]の下げがインデックスを押し下げた。売買高は前日から更に減少して全体的に軟調な取引だったが、売買高トップのFLC国際投資[KLF]は7営業日ぶりに上昇。3日続落していたソクソン投資開発[DPS]がストップ高。鉄鋼製品メーカーのソンハ・サイゴン[SHA]も7営業日ぶりに値を上げた。