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  前日反発したホーチミン市場は、プラスで寄り付いた後、朝方からペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が下落したことでインデックスは前日終値を挟んで小刻みに値動き。ベトコムバンク[VCB]、ベトナム投資開発銀行[BID]の上昇で一時年初来高値を上回る639.5まで上昇したものの、中国株式市場の懸念や外国人投資家の売りが強まっていることが重しとなり、前日終値付近を行き来する展開に。終盤でBID、ビナミルク[VNM]、FPT情報通信[FPT]などの主力株が軒並み値を下げ、インデックスは▲3.99ポイント(0.63％)安の631.47で引け、反落した。

  銀行4銘柄で上昇したのはVCBのみ。保険4銘柄ではバオミン保険株式公社[BMI]のみ小幅上昇、バオベトグループ[BVH]は▲2000VND安で3日続落した。売買が最も目立ったのは先月上場したペトロベトナム・第2ニョンチャック電力[NT2]で、1000万株余りの売買高でトップに立ち大幅上昇。本日の発表によると、ビナコミンがNT2株保有比率を22日付けで5％から4.8％へと引き下げ、大株主ではなくなった。また、8月21日に2万VNDの現金配当を実施すると発表したキドグループ[KDC]がストップ高した。一方、下げが目立ったのは前日ストップ高したファットダット不動産開発[PDR]。同社は6月はじめにドンアバンクからの借入金返済を目的とする株主割当増資を発表しているが、前日に同社代表がマスコミに対して「借入金は大きな問題ではない」と発言したにも関わらず、反落した。

  ハノイ市場も、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]の下落がインデックスを押し下げ、▲0.92％ポイント(1.06％)安で反落。ペトロリメックス・ペトロケミカル[PLC]、ビムソンセメント[BCC]がストップ高する一方、キムビーステンレス製造輸出入[KVC]が2日続けてストップ安している。