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  世界株安を受け前日1年3か月ぶりの大幅安を記録したホーチミン市場は、日本をはじめとする各国市場が大きくマイナスで寄り付くと、VNインデックスも▲15.8ポイント安の511.13で寄り付いたが、すぐさま前日終値まで回復。その後すぐ値を下げたことでブルトラップへの警戒感もあったが、ベトコムバンク[VCB]、ベトナム投資開発銀行[BID]、ビナミルク[VNM]、FPT情報通信[FPT]、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]などの大型株が堅調に回復すると、インデックスは前引け間際に535.48まで上昇。後場のペトロベトナムガス[GAS]の下落が重しとなったが、+3.05ポイント(+0.58％)安の529.98で引け、4日ぶりに反発した。

  前夜にニューヨーク市場で原油先物が6年半ぶり安値をつけたことでGASが大きく下げる一方、ペトロベトナム・ドリリングが堅調だったことがインデックスを支えた。また、HPG、ペトロベトナム・カマウ肥料[DCM]がストップ高したほか、TMT自動車[TMT]、ペトロベトナム化学肥料[DPM]など製造関連に大幅上昇が目立った。銀行株では前日唯一上昇していたエクシムバンク[EIB]が反落、サコムバンク[STB]も値を下げたが、残る4銘柄はいずれも上昇。証券株は値を下げたが、保険株は4銘柄とも上昇、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]がストップ高した。不動産株については軟調で、FLCグループ[FLC]、タンタオ不動産[ITA]、ダットサイングループ[DXG]などが下落している。

  ハノイ市場も、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ペトロベトナムドリル溶液化学製品[PVC]、ペトロベトナム南部ガス[PGS]などペトロベトナム関連が上昇してインデックスを牽引、+0.93ポイント(+1.27％)高で反発した。アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]も上昇。一方、売買高トップのFLC国際投資[KLF]、IB証券[VIX]、SCI[S99]の下げが目立った。