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  前日反落したホーチミン市場は、朝方マイナスで寄り付いたが、堅調なマクロ経済や各企業の第3四半期業績が概ね良好なことを受けて投資家心理は安定し、ビナミルク[VNM]やペトロベトナムガス[GAS]が上昇して、インデックスは613まで上昇。前引けまえに僅かにマイナスに転落する場面もあったが、後場にかけて前日終値付近で下値を固めると、VNM、バオベトグループ[BVH]が大きく上昇してインデックスを牽引。また、ホアン・アイン・ザライ[HAG]が突如上昇してストップ高に。+4.58ポイント(+0.75％)高の615.18で引け、7月末以来の高値をつけて反発した。

  HAGに特別な材料は出ていないが、保有するサッカーチームの選手がJ2水戸ホーリーホックへレンタル移籍すると大々的に報じられており、国内投資家がこれを好感した可能性もある。VNMは、国家資本投資経営総公社(SCIC)の資本回収が決まって以降、相対取引で活発に取引されており、朝方も13万1000VND(約716円)の高値で大型の相対取引が成立した。金融関連では保険4銘柄が全て上昇し、バオミン保険株式公社[BMI]がストップ高。一方、銀行関連は軟調で、ベトコムバンク[VCB]など4銘柄が小幅に下げた。自動車関連は引き続き利益確定売り圧力強く、TMT自動車[TMT]が続落、、チュオンロン自動車・技術[HTL]が4日連続ストップ安。ハンサイン自動車サービス[HAX]は5営業日連続ストップ安は免れ、小幅に下げた。

  ハノイ市場は、朝方から前日終値付近の方向感のない取引が続いていたが、後場後半より保険業のPVIホールディングス[PVI]やベトナム国家再保険[VNR]、郵便保険株式総公社[PTI]が大きく上昇してインデックスを押し上げ、+0.12ポイント(+0.15％)高で反発。また、3日続落していたハノイ・キンバック農業・食品[HKB]の上昇が目立った。