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  前日5日ぶりに反発したホーチミン市場は、前夜の米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長公演で金融政策への言及がなく、材料の乏しい中、投資家は引き続き慎重。マイナスで寄り付いた後、ビナミルク[VNM]、バオベトグループ[BVH]の上昇でインデックスは608まで上昇したが、ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ベトコムバンク[VCB]などの主力株が下落して、インデックスは前日終値付近で揉み合い。しかし、後場に入ってVNMが一段値を上げてインデックスを押し上げると市場が活気付き、FPT情報通信[FPT]、ビングループ[VIC]が上昇。インデックスは+5.69ポイント(+0.94％)高の 611.27で高値引けし、続伸した。

  取引が目立ったのはFLCグループ[FLC]。朝方から活発に取引されて一時ストップ高まで上昇。前場売買高はHOSE全体の20％相当にも達した。売買高2位となったオーシャンインベストメントグループ[OGC]は、再々開催した株主総会がまたもや不成立であったにもかかわらず、活発に取引されて上昇した。業種別では金融関連が回復傾向、銀行株の下落はベトコムバンク[VCB]の小幅下落のみ。保険株、証券株も堅調。ドンアプラスチックグループ[DAG]が大幅上昇で4日続伸、ビンミン・プラスチック[BMP]がストップ高で3日続伸。年初9か月業績が好調のベトナムコンテナグループ[VSC]も3日続伸した。

  ハノイ市場は、アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、PVIホールディングス[PVI]が上昇し、+0.50ポイント(+0.62％)高で続伸。ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ペトロベトナムドリル溶液化学製品[PVC]、ペトロベトナムコーティング[PVB]などペトロベトナム関連は軒並み下落。一方、建材販売のソクソン投資開発[DPS]、ダイ・チャウ木材[DCS]が活発に取引されてストップ高。4日続伸のハノイ・キンバック農業・食品[HKB]は大幅下落した。