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  前日続伸したホーチミン市場は、原油先物価格が上昇に転じたことを受け、朝方からペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が上昇してインデックスを牽引したが、ベトコムバンク[VCB]がマイナスに転じたのをはじめ金融関連が下げ戻すと、インデックスは前日終値付近で揉み合いに。しかし、後場中盤から早ければ4月末にも外国人投資家枠撤廃と言われているビナミルク[VNM]が一気に上昇し、上場来高値を更新してインデックスを牽引。+3.81ポイント(+0.67％)高の571.60で引け、3日続伸した。570を超えるのは8営業日ぶり。VNMだけでインデックスを+3.47ポイント押し上げた。

  縫製関連が活発に取引され、株主総会で外国人投資家保有枠撤廃が決まりストップ高したミラエ繊維[KMR]が2営業日連続ストップ高。2月に縫製上場企業で初めて外国人保有枠を撤廃したベトナムエバーピア[EVE]も引き続き活発に取引されて大幅上昇。3月25日から8営業日続落後、前日僅かに上昇したチュオンタイン木材加工[TTF]がストップ高。同じく冴えない取引が続いていたサオタ食品[FMC]がストップ高に。そのほか、第1四半期業績好調の情報でティエンレン鉄鋼グループ[TLH]が大きく上昇。ホーチミン市インフラ投資[CII]の上昇も目立った。一方、売買高トップに立ったアンズオンタオディエン不動産商業投資[HAR]は、朝方一時ストップ高したものの、後場には利益確定売りで下落した。

  ハノイ市場も、+0.38ポイント(+0.48％)高で4営業日続伸。ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]のほか、アジアコマーシャル銀行[ACB]が上昇してインデックスを牽引。縫製業のフータイン縫製[MPT]がストップ高した。