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  前日3日続伸したホーチミン市場は、原油価格が反落したのを受け米国市場が下落したのを受け、投資家は慎重姿勢。朝方からペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が下落、ビナミルク[VNM]、ベトコムバンク[VCB]も下げてインデックスはマイナスを推移。しかし、前引けまでにGAS、PVDが値を戻したほか、VNMが大きく上昇してインデックスを牽引。外国人投資家枠緩和が期待される銘柄を中心に値を上げ、インデックスは+0.74ポイント(+0.13％)高の572.34で引け、小幅高で4日続伸した。

  金融関連は軟調な取引で、主要株が相次いで下落。アグリバンク証券[AGR]は2015年最終利益が赤字、2015年末時点の利益剰余金がマイナスになったとして警告措置銘柄に指定されたとの情報でストップ安。一方、外国人投資家保有枠緩和が最も期待されている銘柄が活発に取引され、株主総会で外国人投資家保有枠撤廃が決まったミラエ繊維[KMR]は3営業日連続ストップ高。2月に縫製上場企業で初めて外国人保有枠を撤廃したベトナムエバーピア[EVE]も引き続き活発に取引されて9営業日続伸。業績見通しが良好な鉄鋼関連ではホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]が上昇してインデックスを押し上げたほか、ナムキム鉄鋼[NKG]が2日連続ストップ高。ティエンレン鉄鋼グループ[TLH]も大きく上昇した。

  ハノイ市場は、+0.54ポイント(+0.68％)高で9営業日ぶりに80台を回復。建設業のビナコネックス[VCG]が活発に取引され、上場以来初のストップ高を記録。アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が揃って上昇したほか、第1四半期業績が黒字に転じたキムロン証券[KLS]が売買高トップに立ち値を上げた。