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  前日反発したホーチミン市場は、原油価格が下落したものの、主要産油国が増産凍結の最終合意に達するとの希望的観測が広がっていることで、ペトロベトナムガス[GAS]など石油関連が上昇し、寄付きから580を突破したが、このところ上値を超えられない状況が続いていることから583をはさんで揉み合いに。後場に入ってビナミルク[VNM]、ビングループ[VIC]が上昇してインデックスは一時586をつけたものの、VICが利益確定売りで一気に下げ戻したのが重しとなり、+0.37ポイント(+0.06％)の小幅高。579.86で辛くも続伸したものの、またもや580超えはならなかった。

  前日インデックスを牽引したホアファット鉄鋼グループをはじめ鉄鋼関連は利益確定売りで値を下げたが、ベトイ鉄鋼[VIS]は2日連続ストップ高。同じく前日にTPP早期妥結で利益急増が見込まれると発表し大きく値を伸ばしたキンバックシティーグループ[KBC]は早々に熱が冷めて小幅安。前日3日続伸して朝方値を上げたベトナムエバーピア[EVE]も利益確定売り圧力が強まりストップ安した。一方、ミラエ繊維[KMR]は2日連続ストップ高。額面比50％の高配当を発表したスーパードン-キエンザン高速船[SKG]が朝方大幅上昇。そのほか、ドゥックロンザライグループ[DLG]、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、クーロン製薬[DCL]の上昇が目立った。

  ハノイ市場は、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が上昇したものの、値動き少ないまま▲0.02ポイント(▲0.02％)安で反落。ベトドゥック鋼管[VGS]が小幅に下げたほか、ナムディン図書教育設備[DST]が3日続落。一方、ハノイ・キンバック農業・食品[HKB]が活発に取引されて上昇した。

  なお、18日(月)は16日(土)フン王命日の祝日の振り替え休日で、両証取とも休場となる。