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  前日反落したホーチミン市場は、米利上げが見送られたこと、原油価格が上昇したことを受け、朝方はペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が上昇してインデックスを牽引し、597まで上昇。しかし、前日発表された経済指標にこれといった好材料がなかったこと、土曜日からの4連休を控えていることで、次第に売り圧力が強まり、インデックスはマイナスへ。PVDが下落に転じたほか、ビングループ[VIC]、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]などの下落で下値支持線590まで下げたところで若干持ち直し、▲2.29ポイント(▲0.39％)安の591.67で引け、続落した。売買高は前日から3割減少した。

  銀行4銘柄は、ベトコムバンク[VCB]、サコムバンク[STB]、軍隊商業銀行[MBB]が小幅上昇。不動産株は、FLCグループ[FLC]をはじめ売買高上位銘柄が軒並み小幅安。8営業日連続ストップ高を記録していた小型株のニンバンバイ不動産[NVT]が利益確定売りでストップ安に転じた。上昇が目立ったのはFPT情報通信[FPT]。2015年現金配当残り分を額面比10％(1000VND＝約5円)、株式配当を額面比15％で実施するとの情報が好感され、売買高が直近5か月で最多となった。小型株で注目を集めたのはタイセラ・タイル[TCR]で、第1四半期業績が前年同期の▲210億VND(約1億0500万円)の赤字から110億VND(約5500万円)の黒字に転じたとの情報で、2営業日連続ストップ安からストップ高に転じている。

  ハノイ市場も、▲0.04ポイント(0.05％)安で続落。ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]をはじめ石油関連が軒並み下落。一方、アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、PVIホールディングス[PVI]は上昇。売買高トップのサコムリアル不動産[SCR]が小幅高。6営業日続伸のナムディン図書教育設備[DST]はストップ安した。