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  前日反発したホーチミン市場は、前夜のニューヨーク市場が原油高を好感して大幅上昇したのを受け、プラスで寄り付き、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]が大きく上昇してインデックスを牽引。後場に入るとバオベトグループ[BVH]が大幅上昇、終盤で前日の上昇で売り圧力が強まっていたベトコムバンク[VCB]がプラスを回復したほか、ビナミルク[VNM]、ペトロベトナムガス[GAS]、ビングループ[VIC]が上昇してインデックスを押し上げ、+9.01ポイント(+1.49％)高の614.06で高値引けし、年初来高値を更新した。

  前日インデックスを牽引した銀行株はVCBのほか、ベトナム投資開発銀行[BID]、ヴィエティンバンク[CTG]、軍隊商業銀行[MBB]が上昇。保険株は4銘柄すべて値を上げた。鉄鋼関連では、ティエンレン鉄鋼グループ[TLH]が年初4か月利益が年間計画の57％を達成したとの情報が好感されてストップ高。HPGはPrivate Equity New Markets II K/Sが保有するHPG株の半数近くにあたる1000万株について相対取引による売却予告を出しており、この取引が本日実施されたと見られている。FIT投資[FIT]が第2四半期中に1000万～3000万株を追加取得すると発表したカントー農業技術資材[TSC]が朝方から活発に取引されてストップ高。そのほか、前日ストップ安したチュオンタイン木材加工[TTF]がストップ高に転じたほか、コテック建設[CTD]の上昇が目立った。

  ハノイ市場は、+0.21ポイント(+0.26％)高で反発。ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、PVIホールディングス[PVI]が上昇。ホーチミン証取への鞍替え上場計画を発表したアンファットプラスチック・グリーン環境[AAA]が大幅上昇で3日続伸。一方、3日続伸して大幅に値を上げていたダイ・チャウ木材[DCS]がストップ安した。