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  ホーチミン市場は、前週末の米国市場大幅下落の影響で日本市場などが朝方から大きく下げると、ベトナム市場も売り圧力が強まり、原油価格反落で朝方からペトロベトナムガス[GAS]が大きく下落したほか、ビナミルク[VNM]が引き続き外国人投資家に強く売られて下落。ベトコムバンク[VCB]とあわせ時価総額トップ3がそろって下落したことでインデックスは一時▲11ポイント安まで下落。終盤で若干戻したものの、▲7.12ポイント(▲1.07％)安の659.76で引け、3営業日ぶりに反落した。値下がり銘柄数は全体の6割を超える190に上った。

  業種別では金融関連が上昇も、銀行株の上昇はサコムバンク[STB]1銘柄のみ。STBはVNM ETFの銘柄見直しで構成比率を大きく減らされたため、外国人投資家に強く売られたが、国内投資家に強く買われた。前営業日揃って上昇していたホーチミン市証券[HCM]とサイゴン証券[SSI]はともに下落。保険株では、バオベトグループ[BVH]が小幅上昇、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]が終盤で強く買われストップ高。売買高トップに立ったドゥックロンザライグループ[DLG]は売り圧力強まりストップ安。鉄鋼株はホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ナムキム鉄鋼[NKG]が揃って下落。ハウザン製薬[DHG]、ドメスコ医療輸出入[DMC]などの医薬品関連も下落。一方、チュオンタイン木材加工[TTF]が7営業日ぶり上昇でストップ高。ファロス建設[ROS]は上場来7営業日続伸、うち6営業日ストップ高している。

  ハノイ市場も▲0.79(▲0.94％)安で続落。アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]など時価総額上位銘柄が軒並み値を下げたが、VNM ETFの見直しで構成比率を大幅に増やしたビナコネックス[VCG]が売買高トップに立ち唯一大幅反発。8月のタイヤ売上高が過去最高を記録したと発表したビンカインプラスチック・ケーブル[VKC]の上昇も目立った。