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  ホーチミン市場は前夜の欧米市場が続落下した影響を引きずり、取引開始後は投資家は慎重姿勢だったが、前場で利益確定の売りを吸収した後は次第に上昇に転じ、テーゾイジードン投資[MWG]がストップ高で市場をけん引したことでインデックスは続伸、+2.78ポイント（+0.41％）高の685.5で引け、小幅ながら3日続伸した。

 　金融株は軒並み軟調、サコムバンク[STB]が5営業日続落したほか、ベトコムバンク[VCB]、エクシムバンク[EIB]も売られた。ベトナム投資開発銀行[BID]は年初9か月の業績を発表しておらず投資家は様子見姿勢、コテコンズ建設[CTD]も変わらずだった。いまだ政府保有株の売却方法を決定していないビナミルク[VNM]に対して、投資家は慎重姿勢ながらも小幅に3日続伸した。8営業日続落後前々日ストップ高し、前日反落していたホアファット鉄鋼グループ[HPG]も業績に対し割安なバリュエーションが好感され反発した。

  外国人投資家の取引は、前日比で増加したが小幅に売り越した。VNMが340億VND（約1億6000万円）と強く買われたほか、HPGを100億VND（約4700万円）買い越した。一方、売りはコテコンズ建設[CTD]、ビングループ[VIC]に集中し、全体では328億VND(約1億5400万円）を売り越した。

  ハノイ市場は、+0.45ポイント(+0.53％)高で続騰した。ベトナム商工証券[VIG]が5営業日連続ストップ高を付けたほか売買株数も急増し297万株に上ったほか、アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が続騰、ビナコネックス[VCG][VCG、+4.4％]は大幅高した。外国人の取引は、バオベト証券[BVS]が強く買われたほか、ベトナム国家再保険[VNR][VNR　0.0％]、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、ベトドゥック鋼管[VGS]などが売られ、全体で26.7億VND(約1250万円）を売り越した。