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  ホーチミン市場はトランプショックで前日3営業日ぶりに反落していたが、前夜の米国株式市場が次期大統領への期待感から軍事企業や金融関連などに買い注文が先行して大幅続伸したの受け、朝方からアジア各国市場が上昇すると、VNインデックスも寄付きから大きく反発。ビナミルク[VNM]、ペトロベトナムガス[GAS]、ベトコムバンク[VCB]が上昇してインデックスを牽引。売買高トップのFLCグループ[FLC]や、ファロス建設[ROS]、ビエンホア製菓[BBC]がストップ高してインデックスを押し上げ、+7.91ポイント(+1.18%)高の678.17で引け反発し、前日下落分を取り戻した。売買代金は1兆9400億VND(約90億円)、前日比▲32.2％減少したが、値上がり銘柄数は全体の65％に達した。

  業種別指数は全業種が上昇。不動産・建設関連ではFLCのほか、ダットサイン建設不動産サービス[DXG]が活発に取り引きされてストップ高。金融関連も好調で、証券株ではサイゴン証券[SSI]、ホーチミン市証券[HCM]が揃って上昇。鉄鋼株も軒並み上昇。ゴム関連銘柄では大幅高が目立ち、フオックホアゴム[PHR]、ドンフーゴム[DPR]、トンニャットゴム[TNC]、タイニンゴム[TRC]がストップ高。一方、金価格上昇を受け前日大幅高したフーニュアン・ジュエリー[PNJ]は反落した。

  ハノイ市場も反発。+1.27 ポイント(+1.59%)高の81.38で引けた。アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、VCS高級クオーツストーン[VCS]などの主力株が上昇してインデックスを牽引。ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam National Coal Mineral Industries Group＝Vinacomin)が製紙、肥料、セメント、エネルギー業者向け石炭販売価格の引き上げを検討しているとの報道を受け、ビナコミン・コックサウ石炭鉱業[TC6]がストップ高して4営業日続伸し、直近1週間で+20％高、ハトゥ石炭鉱業[THT]もストップ高して、直近1週間で+20％高した。