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  前夜の米国株式市場でダウ平均が終値で過去最高値を更新したものの、ホーチミン市場は米トランプ政権移行の影響が不透明なこともあって投資家は慎重。朝方から揉み合いとなり、次第に売りが先行し676台まで下落。後場に入るとプラス圏に持ち直し、終盤のビングループ[VIC]の上昇がインデックスを押し上げ、+1.03ポイント(+0.15％)高の679.20で引け続伸した。主力株はまちまち、ビナミルク[VNM]、ベトコムバンク[VCB]をはじめ銀行株が小幅安。一方、ペトロベトナムガス[GAS]、FPT情報通信[FPT]が小幅高した。

  業種別で上昇が目立ったのは前日に続きゴム関連。天然ゴム価格上昇を受け、クアンナムゴム投資[VHG]が2日連続ストップ高。前日ストップ高したフオックホアゴム[PHR]も活発に取引され大幅高で続伸。ゴム事業を手がけるホアン・アイン・ザライ[HAG]と子会社ホアン・アイン・ザライ国際農業[HNG]の上昇も目立った。HAGは直近1週間で+7.84％高している。不動産株では前日ストップ高のa href="https://www.viet-kabu.com/hcm/FLC.html">FLCグループ[FLC]の売買高が急増し、大幅高で2日続伸。建設株は全体的に軟調も、ファロス建設[ROS]が2日連続ストップ高。直近1週間で+20.78％高、直近1か月で+124.59％高している。

  ハノイ市場は終日揉み合いとなり、一時プラスに浮上も、インデックスは終盤に向かって値を消す展開。▲0.19ポイント(▲0.23％)安の81.19で引け反落した。売買代金は3100億VND(約14億8000万円)、前日比▲18.7%減少した。サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、PVIホールディングス[PVI]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]、VCS高級クオーツストーン[VCS]など主力株が軒並み下落、アジアコマーシャル銀行[ACB]は横ばい。ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam National Coal Mineral Industries Group＝Vinacomin)が業者向け石炭販売価格の引き上げを決定したとの報道を受け、ビナコミンカオソン石炭[TCS](直近1週間：+21.28％高)、ビナコミン・ヌイベオ石炭鉱[NBC](同：+23.44％高)、ビナコミン・コックサウ石炭鉱業[TC6]( 同：+30.43％高)、デオナイ石炭鉱業[TDN](同：+11.54％高)、ハトゥ石炭鉱業[THT](同：+30.91％高)など一部石炭関連銘柄が2日連続ストップ高した。