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  ホーチミン市場は、好材料なく朝方から売り先行、先週に引き続きビナミルク[VNM]などブルーチップのほか、中小型株に至るまで幅広い銘柄で売られる展開となった。引け際に安値拾いの買いが入り、また朝から下落していたファロス建設[ROS]が大きく値を戻したことで若干反発したが、終日マイナス圏での取引が続き、VNインデックスは▲10.58ポイント(▲1.57％)安の665.29で引けた。時価総額上位10銘柄は、横ばいだったペトロベトナムガス[GAS]とビングループ[VIC]の2銘柄を除き、いずれも下落した。売買代金は2兆2500億VND(約113億円)、前日比▲3.0％減少した。

  売買高トップのFLCグループ[FLC]は下落。同じく活発に取引されたFITグループ[FIT]、ホアン・アイン・ザライ[HAG]も下落する一方で、ROSは上昇した。

＋不動産株・建設株は軒並み下落。タンタオ不動産[ITA]、キンバックシティーグループ[KBC]、リー冷蔵電気工業[REE]、コテコンズ建設[CTD]は下落、VICは横ばいだった。

＋鉄鋼株も軒並み下落。上昇したのはポミナ鉄鋼[POM]とティエンレン鉄鋼グループ[TLH]の2銘柄のみ。

＋金融関連はほぼ全面安。中でも保険株が全面安、バオミン保険株式公社[BMI]、バオベトグループ[BVH]、ペトロリメックス保険株式総会社[PGI]が大幅安となった。

＋石油・ガス関連もほぼ全面安、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ペトロベトナム低圧ガス販売[PGD]が大幅安、GASは横ばいだった。天然ゴム関連、繊維・縫製関連、電力株もほぼ全面安だった。

＋木材加工株もほぼ全面安だったが、外国人投資家保有率上限撤廃の決定で合意したサビメックス商事[SAV]がストップ高して4営業日続伸したことが目立った。SAVは直近1週間で+9％上昇している。

＋電気・電子・通信機器製造関連もまちまちだったが、タンビン・ベトロニクス[VTB]が引き続き堅調で5営業日続伸、直近1週間で+29％上昇した。

＋食品・飲料株はまちまち、ビエンホア製菓[BBC]、キドグループ[KDC]が下落、VNM、MSN、ビナカフェ・ビエンホア[VCF]が大幅安、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、ロンアン食品加工商事[LAF]、パングループ[PAN]が上昇した。

  ハノイ市場は朝方から反発らしい反発もなくじりじりと値を消し、▲0.88ポイント(▲1.09％)安の80.11の安値圏で取引を終えた。主力株はアジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]が軒並み下落し、中でも時価総額上位10銘柄はほぼ全面安で、PVIホールディングス[PVI]のみが横ばいだった。売買代金は3400億VND(約17億円)、前日比+22.2％増加した。