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  ホーチミン市場は前夜の米国株式市場でダウとS&Pが反落したことを受け、マイナス圏で寄り付いたがすぐ値を戻しプラス圏に浮上、じりじりと値を上げた。後場に入り684 (＋1.21%)手前まで上昇する局面もあったが、その後680を超え高値を意識した投資家が利益確定をしたことで値を下げ、VNインデックスは＋3.99ポイント(＋0.59%)高の679.80で引けた。売買代金は2兆3000億VND(約119億円)、前日比＋29.3%増加し、直近1か月の1営業日当たりの平均売買代金を21.4％上回った。

  主力株は軒並み上昇、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]が大幅高、ベトナム投資開発銀行[BID]、ベトコムバンク[VCB]が堅調でインデックスを牽引した。バオベトグループ[BVH]、ヴィエティンバンク[CTG]、マサンインベストメントグループ[MSN]、ファロス建設[ROS]、ビングループ[VIC]が小幅下落する一方、ビナミルク[VNM]、ペトロベトナムガス[GAS]は小幅下落した。

＋金融関連について、銀行株は全面高、BID、エクシムバンク[EIB]、VCBが堅調、ヴィエティンバンク[CTG]、軍隊商業銀行[MBB]、サコムバンク[STB]は小幅上昇した。証券株はまちまちだったが、ホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]、の2大型株はいずれも小幅上昇した。保険株はまちまち、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]は横ばい、バオミン保険株式公社[BMI]は堅調、BVHは小幅上昇した。

＋不動産・建設株は、ホーチミン市インフラ投資[CII]が堅調、FLCグループ[FLC]、タンタオ不動産[ITA]、カンディエン不動産[KDH]、VIC、ROSが小幅上昇する一方、キンバックシティーグループ[KBC]、コテコンズ建設[CTD]、リー冷蔵電気工業[REE]は小幅下落し、CII道路橋梁投資[LGC]は横ばいだった。

＋鉄鋼株はほぼ全面安、なかでもホアセン鉄鋼グループ[HSG]、の大幅安が特に目立った。ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ナムキム鉄鋼[NKG]、SMC投資貿易[SMC]も小幅下落した。

＋食品・飲料株は、SABが大幅高、ビエンホア製菓[BBC]、GTNフーズ[GTN]、MSNが小幅上昇、キドグループ[KDC]、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、VNMは小幅下落し、パングループ[PAN]は横ばいだった。

  ハノイ市場は朝方ほとんど値動きがなかったが、その後ホーチミン市場につられる形で一気に値を上げ、82.83 (＋1.84%)まで上昇する局面もあった。後場に入りプラス圏で小幅な値動きでもみあい、HNXインデックスは＋0.76ポイント(＋0.94％)高の82.09で取引を終えた。売買代金は2400億VND(約12億6000万円)、前日比＋11.8%増加した。

  主力株はまちまちだったが、アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が大幅高しインデックスを牽引した。ビグラセラ株式総公社[VGC]、ハイフォン港[PHP]が小幅上昇する一方、ビナコネックス[VCG]は軟調、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、VCS高級クオーツストーン[VCS]は小幅下落し、郵便保険株式総公社[PTI]、PVIホールディングス[PVI]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ベトナム国家再保険[VNR]は横ばいだった