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[市場概況]
パシフィック航空株30%取得のテマセク社には期待できるのか?

[2005/08/17 05:11 JST更新]

 9月初旬にパシフィック航空株30%(5,000万米ドル相当)を取得する予定のシンガポールのテマセク・ホールディング社とはどんな企業なのだろうか。パシフィック航空の発展に貢献できるのだろうか。

 テマセク社は1974年に設立されたシンガポール財務省傘下の国営企業で、各企業の政府保有株を管理している。同社が出資している企業で有名なのは、シンガポール航空、シンガポール・テクノロジー、DBS銀行などだ。テマセク社は投資ファンドとして展望のある企業に投資し、組織再編や戦略計画提出などを行って企業の付加価値を向上させることを主な目的とする。
 
 では、この投資ファンドの実際の業績はどうなのだろうか。この30年間の年平均利益率は18%と申し分ないが、最近10年間を見ると3%にまで下がっている。同社の出資先企業の多くが独占的企業や保護的環境で事業を行っている企業であることを考えれば、より高い結果を出すべきところだ。

 テマセク社の投資活動が有効に行われているのかどうかを正確に知ることは難しい。なぜなら2004年までの30年間、年次業績報告書を一度も公開したことがなかったからだ。この年に公開したのも、格付け機関から信用格付けを得て国際市場で社債を発行しやすくするという戦略的狙いがあった。テマセク社がパシフィック航空の再建にどれだけ貢献できるのか、同社の手腕が問われている。

[Thoi bao Kinh te Viet Nam]


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