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[ホーチミン証取]
BMCの経営幹部は株価上昇をどう捉えているのか?
[2007/06/13 13:30 JST更新]
6月12日の取引を終え、ビンディン鉱産(BMC)の株価は反落、2万8,000ドン下げたストップ安となり、終値は54万7,000ドンであった。
ストップ安は初めてではないが、売買高が3万4,330株あったのは上場以来初めて。更に売り越し残も見られた。BMC経営幹部は株価上昇を続けていた同社株が6月12日(ホーチミン証券取引所が国家証券委員会へBMC並びにバー山・タイニンロープウエー(TCT)に関する報告を提出したことが発表された日)に反落したことについて、どう認識しているのだろうか?
ある中枢幹部の1人は、マスメディアに対して続伸後の最初の反落であると語った。「正直に言って、歓迎していると言ったら株主に対して無責任だと言えますが、(反落が)残念かといえば、そうとも言えません。ただ一言言いたいのは、BMCの経営幹部もこのような常軌を逸した株価上昇を望んではいないということです。」
別のBMC幹部(匿名希望)は、これまでの株価上昇にまつわる話しをかなりざっくばらんに語ってくれた。
「国家証券委員会の規定により、株価が5営業日連続ストップ高をつけた場合には、その説明を(当該企業が)行わなくてはいけません。BMCも一度説明を行ったのですが、その後5営業日を超えてストップ高しても国家証券委員会は説明を求めては来ませんでした。」
「もし説明を求められても、どう説明してよいかわかりませんでした。せいぜい前回と同様に業績を発表するとか、展開中のプロジェクトを紹介することが出来ることです。営業面は通常通り、順調です。しかし株取引に関しては、私達は結果を受け入れるというだけなのです。国家保有比率が51%あり、社外株主が30%以上に達している現在、私達が株価に影響を与えるようなことは出来ないのです。
加えて、私達の本社は中部地区(クイニョン市)にありますが、取引の中心はホーチミン市とハノイ市にあって、私達が株価をどうこう説明するには無理があります。私だって正直、なんと言っていいかわからないのです。」
この幹部は更に、BMC株を保有していた社員は、すでにほとんど全てを売却してしまったと打ち明けてくれた。まだ保有しているのは、何名かの取締役或いは経営幹部くらいだという。更に、株価が暴騰してからは、国家証券委員会以外の他の政府機関への説明も要請されているという。
「株価の暴騰で、経営幹部にはものすごいプレッシャーがかかるようになりました。様々な機関への説明に追われる始末です。経営に集中し、利益を上げたいというのが私達の偽ざる気持ちです。市場での株価は株主の売買によるところで、私達はどうすることもできません。
株価が上がっているんだから、新株発行して増資をすればいいじゃないか、という人もいます。私達もそういうチャンスについては考えました。しかしそうやって新株を発行することは私達の経営にはふさわしくないのです。私達がでたらめなことをすれば、株主からの信用は無くなります。適切な増資だけを行いたいと思っています。」
12日のメディアとの意見交換で、ホーチミン証取のある上級官吏は、次のように語った。「BMCが5営業日ストップ高をつけた際、文書にある説明と情報公開を要求しましたが、株価操作に関する兆候は見られませんでした。
これまでのところ、株価上昇は需給関係によるものと見られています。ただ株価操作等の情報を具体的に検査して、証拠を掴まない限り、結論づけることはできません。」
*6月13日の終値・BMC:52万ドン(ストップ安)、TCT:38万6,000ドン(ストップ安)
[経済日報 6/13]
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