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[市場概況]
人の振り見て我が振り直せ(中国との比較)(2)

[2007/06/16 12:28 JST更新]

 しかし、大量に投資することから始まる群集心理には慎重さが欠けているという特徴が、ベトナム証券市場にはあっという間にはっきりと現れて来ていた。相場変動が激しい段階で、中長期投資ではなくスイングトレードによって1ヶ月に数百パーセントの利益率を得ようと、ストップ高になる理由が不明な銘柄に続けて投資する投資家は少なくないのだ。
 一方、投機勢力の株価コントロール技術が日々複雑になっており、相場がどんなに変動しても、彼らは株価がOTC市場が大きく上昇した時よりも更に伸びる銘柄を作りこんで市場を混乱させる。
 すると今度は投資家の期待が次第次第に大きくなり、証券投資の利益率が不動産投資や他の事業の利益率よりかなり高くなる。その上、ベトナムへ投入される外資が大きく増加しているので、2007年末若しくは2008年初にはVNインデックスが1,300ポイントに達し、更に上回る可能性すらある、ということが囁かれ始める。
 もし1,300ポイントに達すれば、VNインデックスはたった1年のうちに倍となり、中国市場の上昇とほぼ同じになったということになる。投資家の証券取引口座数は40万と急増し、人口に対する取引口座比率は現在中国の比率にほぼ匹敵するだろう。しかしその熱さに伴って、ベトナム証券市場のリスクも増加していく、ということは間違いないのだ。

 まさにその時、緊急警報が響き渡り、政府の管理当局はリスクの拡大を抑えるために様々な方法を実施せざるを得ないのだ。市場は短期間で大幅下落、投資家が大きく損するということは当たり前の結果となる。しかし、そういった事態を避けるためにも、今から市場管理当局は、敏感な市場を理解し、最悪の事態を最小限にとどめ、調節するための合理的な対策を適用することが必要となるのであろう。

(終)

[経済日報 6月12日]


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