VIET-KABU - ベトナム株情報
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[市場概況]
株式市場の展望、潜在する内外の資本

[2007/06/22 12:01 JST更新]

 ベトナムの上場市場は、市民の遊休資本が大きく増加、一方で海外からの資本が大きく投入される前兆があるので、近い将来に上昇する可能性が高いと評価されている。
 銀行の専門家によると、最近顧客からの預金は大きく増加する傾向があり、企業からの預入金とほぼ同額に達しているとのことだ。
 おそらく、お金を口座にしばらく置いて市場の動向を見、株式市場が調整しても上昇したことを確認した後に、潜在的な投資家たちは資金を市場に投入しようという算段だ。
 市場が大きく変動した後に、多くの投資家は市場が心配したようには崩壊せず、逆に上昇したことを見て、趨勢に乗り遅れずに大きく儲けようと考えて、すぐに預金を株式市場に投資、実際にこんなことが中国では起きている。
 ベトナム株式市場では、3月末から4月中旬までの間に大きな台風が通過した後、急速に回復したことは国内投資家に新しい期待を与えた。この調整局面に撤退した多くの投資家が徐々に市場に戻って来ている。また、市場に参加する新しい投資家も多くいるので、需要は徐々に増加、更に増大する傾向にある。
 一方、市場の成長に大きく影響するもう一つの資本である海外投資家の資本は、市場が複雑に変動しても大きく増加する前兆があるという。現在、ベトナムで取引口座を開設する海外投資家の数は日に日に増え、上場企業数が増える頃には一層拡大している見込みだ。
 ホーチミン証券取引所からの情報によれば、証取のメンバーとして認められた証券会社には海外の個人投資家の取引口座が合計5,000~6,000口座以上あり、そのうち殆どは日本、韓国、台湾、シンガポールなどの投資家の口座だとのことだ。
 証券情報を供給しているAtpvietnam.comウエブサイトは近い将来にベトナム株式市場が「路上市場」から「立派なスーパーマーケット」に変わる暁には、海外から投入される資本がより多くなるはずだと予想した。
 ただ、海外投資家は近い将来にベトナム市場に大きく投資するが、その資本の大部分は海外の大手ファンドから来るだろう、とより慎重に考えている国内投資家もいる。現在、ベトナムに大きな投資しているといえる海外ファンドは、ビナキャピタル、ドラゴンキャピタル、シティグループなどだけに留まっている。
 実際に大手ファンドはベトナム株式市場の銘柄で構成されたポートフォリオの作成を完了したが、中小ファンドとブローカー経由で設立されたファンドは、ポートフォリオの銘柄選定を準備している段階である。
 現在、ベトナム株式市場の情報を初め、企業別の情報について証券会社に調査に来る海外ファンドと海外の個人投資家の数が増えている。これらの大部分は、ベトナム株式市場は海外市場と比べて魅力があり、特に今後IPO(新規株式公開)を予定している大手企業がたくさんあるため、様々なチャンスがあるという考えを持っている。

 香港上海銀行(HSBC)は、ベトナム株式市場が海外投資家の注目を引き付けながらも、海外投資家がまだ大きく投資していない一つの理由は、彼らが近々に行われるIPO(ホアファット、ビンコム、ベトコムバンクなど)を待っているためだと指摘した。
 アメリカと日本の多くの投資家は、経済が大きく成長している中国、ベトナムの市場に参加するチャンスを逃さないように注目している。アメリカでの預金金利は、2007年末までは5.25%/年と予想されているが、日本では、預金の金利がとても低く、0.5%/年程度しかない。ただしこの2カ国では、株価レベルが高く、今後大きく成長する可能性が低いことは共通で、多くの投資家が中国とベトナムに投資するチャンスを探しているのだ。

 こうして考えるからこそ、多くの専門家(アナリストと投資家)はベトナム株式市場は今年末には大きく上昇する可能性が高いと、同じような期待を抱いている。

[Vietnamnet 6/19]


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