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[市場概況]
VNインデックスは、900ポイントそれとも1,300ポイント?
[2007/07/02 21:27 JST更新]
香港上海銀行(HSBC)によれば、ベトナム株式市場はこのところ調整局面を迎えているが、PERが依然割高な銘柄が目立っているという。ホーチミン証券取引所の銘柄では33.6倍、ハノイ証券取引所では46.6倍(VN指数が1,040ポイントの時点)となっている。
仮に2007年に25%、2008年には15%、それぞれEPSが上昇したとして、2007年のPERは25倍であり、2008年には21倍となる。HSBCのギャリーエバンス氏は、さらにVN指数が2007年末には900ポイントあたりで留まると考えているので、PERは18倍程度であろう、と見通しを述べている。
HSBCによれば、これから年末まで在ベトナムの投資ファンドの大部分は、IPOに備えて大きな金額を抱え込んでいるが、長期的にはベトナムのマクロ経済に対しては楽観的であっても、わざわざ割高となった上場銘柄には手を出すつもりがないという。巨大な資金はIPOを待つ姿勢を崩さない。
こういった見方は、国内の専門家が年末までには1,300ポイント、といったことを耳にしていた国内投資家をとても驚かせた。しかしどうやら海外投資家はそうではないらしい。
Vietnam Holding Asset ManagementのJuerg Vontobel会長は、海外で取引されているベトナムで活動する証券投資ファンド銘柄の価格が割高であると指摘した。更に証券担保貸付で融資を得ている投資家は、直ぐに融資を返済するべきだという。
一方でゴールデンブリッジベトナムのリ・トゥオン・トゥアン会長は、1,000ポイント付近で株を購入した個人投資家は、株の売却をするべきだと呼びかけている。投資家も十分な資金を用意できているとは言えず、今後市場に供給される多くの新しい魅力的な株によって、古い銘柄の株は忘れられていくからだという。
HSBCによれば、ベトナムの株式市場は、特に海外機関投資家にとってはまだまだ規模が小さく、株式の流動性に関しては大きな影響力を持っているという。
しかし、ひとつの心配が外国人株式保有制限である。ホーチミン市場の時価総額上位20銘柄のうち、すでに6銘柄で外国人の保有枠がほぼなくなっているのだ。そうなれば売買高の縮小ということも免れられないだろう。
[Dau tu chung khoan 7/2 ]
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