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[市場概況]
2007年前期6ヶ月を振り返って
[2007/07/05 21:29 JST更新]
2007年前半は多分変動が最も多い時期であったのだろう。市場が過熱した時期もあれば、希望のない時もあり、甘い果実もあったが苦い思いも混ざり合っている。
① ピークとボトム
3月12日にVNインデックスはピークの1,170.67ポイントに達した。その前に、HASTCインデックスも454.81ポイントの新記録を9日に出した。こうした数字は、最も楽観的で冒険好きの投資家でも、2007年の初めにはあまり考えたことがない数字であった。
この時市場が加熱し過ぎて、バブルが崩落するという心配があちこちであがっていた。直ぐには崩落は発生しなかったが、一ヵ月後には、VNインデックスは905.53ポイントのボトムを4月24日につけ、HASTCインデックスは、6月29日にはとうとう284.7ポイントをつけるまでになった。
一方、OTC市場は4月より調整局面に入り、現在も回復する前兆が見られず、殆どのOTC株価は3月頭と比べて20~50%下落している。
この状況は投資家を曇り(不明瞭)に持上げたり、地面に押し返したり(失望)した。しかし、証券アナリストであるチャン・ゴック・ナムは次のようにコメントした。「喜んでいいのではないでしょうか。ベトナム証券市場でバブル崩壊という最も危険なことは発生しなかったわけですから。管理当局と投資家は、目の前の損失より将来の利ということから多くの経験を得るでしょう。」
ナム氏と同じ経済博士であるグエン・クアン・フン氏は、「VNインデックスが回復し、 1,000ポイント~1,100ポイントのレベルを巡って変動するということから、ベトナム証券市場が安定的な段階に入っているという前兆が伺える。投資家は経験がより豊富になり、証券投資は博打だという考え方が少なくなって来ている。また市場の情報も段々と明瞭になって来ている。」と語った。
投資家のブー・カイン・フイン氏(サイゴン証券ホーチミン支店の投資家)は、4月のショックの後で自分と友達は、証券投資する際、他の人が何を売買しているかを見て真似ることよりもいろいろと大切なことがあるとわかるようになった、と打明けた。
② ブルーチップが上昇せず、無名な銘柄が立ち上がる
前期6ヶ月で、ベトナム証券市場では多くの銘柄から不思議なことも起きた。まず、多くの投資家は、どうしてBMC、TCT、SGH、LBM、HAX、SFIなどのブルーチップグループに入っていない無名な銘柄の株価が大幅上昇したのに、FPT、GMD、SSI、ACB、SAM、VNM、REE、ITAなどのブルーチップの株価が下落若しくは横ばいになったかという疑問を持っている。現在まで、この疑問に対する興味深い説明はたくさんあったが、皆が待っていた国家証券委員会のBMCなどの急騰銘柄に対する調査報告は忘れられてしまっているようだ。
またある時期、株式会社は新株発行によって資本を調達できるのみでなく、銀行借入金の返済を心配しなくても良いという二つのメリットがあったが、現在投資家は新規発行株式に飽き飽きしているかのようだ。多くのブルーチップ銘柄は新株発行を既に完了済み、若しくは準備しているところのだ。例えば、ACB-1億4,300万株、FPT-3,000万株、STB-1,900万株弱、VNM-800万株、REE-470万株、GMD-280万株などである。
参考指標)
証券市場時価総額はGDPの31%で300兆ドン(約200億ドル-2兆2,700万円)、債券市場流通総額は現在80兆ドン(約6,061億円)。2006年の上場市場時価総額はGDPの22.7%で140億ドルだった。ホーチミン証券取引所及びハノイ証券取引所には株式が194銘柄、ファンド証券が2銘柄上場され、債券は500銘柄取引されている。取引口座開設数は2005年比で7倍、2006年からは1.5倍増加し、合計で20万口座以上である。このうち、海外投資家は4,400口座。市場で活動している海外組織は206組、海外間接投資の総額は50億ドルに達した。
[Tien phong 2/7]
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