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[市場概況]
電力銘柄の魅力やいかに?
[2007/07/09 21:29 JST更新]
この3ヶ月、多くの上場会社と未上場会社(リー冷蔵電機[銘柄コード:REE]、タンタオ工業団地[銘柄コード:ITA]、中部水力発電、南部水力発電、ホアンアインザライ、マイリンなど)は電力会社への出資を発表した。
一方で、水力及び火力発電事業は簡単に利益を上げることではないので、電力産業への投資は長期投資と考えられる。
この3ヶ月、OTC市場で取引されている中部水力発電と南部水力発電の株価は2万 2,000ドン~2万5,000ドンのレベルで止まっている。ホーチミン証券取引所で上場している電力2銘柄の株価は他産業の株価より低い。カインホア電力[銘柄コード:KHP]の株価は3万6,100ドンであり、ファーライ火力発電[銘柄コード:PPC]の株価が6万1,500ドンである(2007年7月9日現在)。
年初より、IPOを行った電力会社の半分弱は、第1次競売で平均落札価格が高過ぎて国内投資家が保証金を放棄したため、第2次競売を行わざるを得なかった。
最近では、6月29日にタックモ水力発電は465万9,315株の競売を行い、落札結果は企業の価値と将来をかなり現実的に反映したものになった。最大落札価格は6万2,000ドン/株、最低落札価格は3万4,000ドン/株、平均落札価格は3万 6,786ドン/株。落札株式総数は465万9,315株であり、そのうち海外投資家は169万2,392株(株式総数の37%)を購入した。つまり海外投資家は、ベトナムが将来に亘って電力不足という問題に直面し続けるので、電力産業への投資は安全性がかなり高い長期投資と評価していると考えてよい。
バリア火力発電会社によると、2010年にベトナムの総生産電力量は880億~930億 Kwh、2020年に2,010億~2,500億Kwhに達する予定だという。2006年よりベトナム電力総公社(EVN)はグループ外の電力会社から買う電力量を130億Kwhに増加させた。内訳ではヒェップフォック、Formosa、アマタ、ダムフーミーとディーゼル燃料による発電から合計128億Kwhを買い、残りは中国から買うことになる。EVNはグループ内の企業のみでなく、グループ外の企業からも電気を買っているのだ。
研究機関であるエネルギー院によれば、2005年の電力消費需要は530億Kwhであり、この需要は2,010年までに毎年15%~16%増加、2010年に930億Kwhに達すると見込まれている。
しかし、発電事業には潜在リスクが少なくなく、一部の投資家が思うように簡単ではない。火力発電所では、原料である石炭とガスが足りなくなれば、DO油を使わざるを得ず、コストが上昇し電力供給市場での競争力が弱くなる。更に、火力発電所の投資・修理費、メンテナンス費が毎年かなり大きく膨らむことも、生産高とコストに影響を与えている。
一方、水力発電所にとって自然条件というリスクは、電力事業に関わる最も大きなリスクである。また運転中に機械・設備が故障したりすれば生産が停止するので、生産高と売上高は落ちてしまう。その他、水力発電事業の建設期間には数年間が必要で、投資金額も大きいので銀行へ返済する負債(元金と金利)が他産業より多くなる。例えば、アルオイ水力発電所は生産能力が170MW、投資総額が3兆2,340億ドン、建設期間が6年であり、またソンボウン2水力発電所は生産能力が100MW、投資総額が2兆2,000億ドン、建設期間が6年である。更にソンボウン4水力発電所は生産能力が156MW、投資総額が4兆920億ドン、建設期間が5年となっている。
電力生産販売事業の特殊は電力の売買価格は政府の価格調整に依存している(電力価格は家庭数百万戸の生活に影響するので価格調整は非常に難しく遅れ気味である)ということだ。その電力売価の変動が電力会社の生産販売活動に直接に影響する。現在、EVNはバリア火力発電所から電力を2007年~2010年まで404.46ドン/Kwhの価格で買うことにしている。これは競合する発電(電力売買)市場が組織された時にもかなりの競争力を持つ売価であると考えられている。しかし、原則としては大小を問わずどんな発電所でも、建設する前に電力売価については、EVNと交渉しなければならないという。今のところ電力売価が4.5セント以下であれば、EVNに承認してもらえるチャンスがあるようだ。
ただし、発電コストは原料コストの上昇に軌を同じくして上がって来ており、また発電コストの高騰速度はあっという間で、独占的電力売価の上昇速度より数倍早い。
最終的には、2022年までには発電所のオーナーが電力を直接に消費者に売却することができるようになるという。
[Tin nhanh chung khoan 7/4]
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