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[市場概況]
ホーチミン証取の時価総額上位6社の強みと弱みについて(2)

[2007/08/05 11:21 JST更新]

4) ペトロベトナムドリリング(銘柄コード:PVD)

※強み
・PVDはベトナムの主力産業である石油産業の上位会社の一社であり、ペトロベトナム総公社の様々なサポートが期待できる。
・業績が良く、特に掘削ドリル製造完了後目覚しく改善される。子会社であるPVDインベストも大きな利益を上げると期待されている。
・経営者や管理者が優秀であり、政界・財界との関係が良好。
・株式の流動性が高く、海外投資家に常に購入されている。

※弱み
・ブルーチップの中で、PERが最も高い銘柄なので、国内投資家の関心をあまり惹き付けられていない。PERを魅力的なレベルに引き下げるには、まだ十分に利益が上げられてはいない。
・今後石油産業の競合他社が株式会社化を行い、市場に大量の株式を供給するので、PVDへの関心が相対的に少なくなる。

※株価への期待
・短期的には、PVDの株価は17万ドン台を巡って動く。
・長期的には、新事業の効果が現れ、株価も急騰し、ブルーチップの上位銘柄になると期待されている。

5) ファーライ火力発電(銘柄コード:PPC)

※強み
・PPCはベトナム最大の発電所の一つであり、ベトナム電力グループ(EVN)の管理下にあり、生産される電力は全てEVNによって購入される。
・原料である石炭は安定的に充分に供給され、季節や需給関係にはあまり依存していない。
・株式会社化後の業績がかなり安定して、工場がいつも出力満一杯に稼動するので株主資本利益率(ROE)がかなり高い。
・株価が低く、PERが他のブルーチップと比べ低い。

※弱み
・機械設備が時代遅れとなり、最近できたばかりの発電所に勝てない。更に設備投資する魅力は大きくない。
・管理者・経営者の能力(特に財務管理能力)を高く評価できない。遊休資本の効果的運用ができていない。
・投資事業は中位レベルにあるといえる。一方、PPCを大幅に成長させる可能性は少ない。
・EVNが株式会社化進めて供給を増やすと、株の希薄化による株価下落が発生する可能がある。

※株価の期待
・現在の株価がバランスのとれた価格と考えられ、リスク回避的な投資対象であるといえる。

6) ソンダ工業団地(銘柄コード:SJS)

※強み
・不動産産業の強いブランドであり、ソンダ総公社から建設と事業展開サポートを得られる。
・業績が良く、成長率が高い。展開している事業が大きな利益を上げると予想されている。
・人材面が充実、政界・財界との関係も良好。
・株価が長期間続伸し、ベトナム証券市場のポジティブなシンボルと捉えられている。
・株式の流動性が高く、海外投資家に常に購入されている。

※弱み
・PERがかなり高く、不動産の競争が徐々に厳しくなるので、常に投資家を惹きつけていられるわけではない。
・現在、上場している、又は今後上場する不動産会社が多くあり、SJSが独自のアドバンテージを持っていても、投資家がSJS株を求める力や関心は減っていく可能がある。
・最近、ソンダ総公社がSJS株を大量に売り出す(8月10日に予定されている600万株の株式競売)決定をしたことは、投資家心理にマイナスの影響を与えている。

※株価の期待
・短期的には、成長していく過程で新しい株価レベルを確立するために時間が必要である。株価は30万ドンレベルを巡って動く。
・長期的には、新事業が大きな利益を上げられれば、SJSはPVDと共に強いブルーチップ銘柄となり、ブルーチップを牽引する銘柄となるだろう。

(終)

[DTCK 8/2]


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