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[市場概況]
証券市場を発展させる6つの対策
[2007/08/08 21:29 JST更新]
先週ベトナム証券記者クラブでの会合の際、国家証券委員会の会長であるブー・バン氏は、2007年7月27日時点でハノイ証券取引所とホーチミン証券取引所の両市場の時価総額が175億ドルに達し、GDPの28.8%相当だったと語った。上場している債券も合計すると、現時点でベトナム証券市場の時価総額はGDPの37.1%に達しているという。
同氏によると、現在ベトナム証券市場では取引口座が20万1,724あり、海外投資家の株式保有率は25~30%となり、その中にはJP Morgan、Merrill Lynch、Citigroupなどの世界の大手金融機関も含まれているとのことだ。また海外投資家は証券投資に関心を持っているだけでなく、最近ではベトナム証券市場の潜在的発展性を高く評価しているGoldman Sachs、Merrill Lynchなども証券合弁会社の設立を申請している。これまで国家証券委員会は証券会社59社へ設立認可を発行した。この59社の平均資本金は930億ドン/社であり、2006年末時点の770億ドン/社と比べ大きく増加した。その他、現在ファンド運用会社18社と証券保管銀行6行が活動している。
市場への株式供給については、上場会社約200社のうち、今年前期7ヶ月で新株(11億3,728万8,000株、発行総額30兆ドン)を発行した会社が66社あった。その他、一部の銀行と総公社も社債を発行し上場している(発行総額8兆ドン)。ベトナム証券市場は資本を調達するチャンネルとなっているが、このチャンネルを経由して調達される資本は、銀行機関によって調達される資本の50%に達した。
ブー・バン会長によると、証券市場の発展を強化するため、ホーチミン証券取引センターを証券取引所に名称変更・改組する提案、証券市場を監督する提案、手数料の提案などを実行に移す他、ホーチミン証取は、これから2007年末にかけて下記の6つの対策を展開するとのことだ。
1) 証券市場の法律・政策の完成
・証券登録・保管・決済規制を完成
・海外投資家向けの投資活動案内・サービス供給規制を完成
・個別発行についての指示を作成、個別発行についての規定の作成を展開
・証券市場のリスク管理・危機予防の提案を完成
・証券担保貸付・デポジット口座の活動を研究、提案
2) 証券市場の管理と監督
・上場会社の情報公開制度の実施状況を調査
・証券会社の活動条件と注文処理に関する問題について調査
・市場支配活動を監督
3) 証券市場の規模拡大
・国営企業の株式会社化を継続実施
・公開会社の登録・管理を強化
4) 証券取引所の取引システムを完全化
・ハノイ証取、ホーチミン証取、証券保管センターのITシステムの改良
・ハノイ証取と証券保管センターを有限会社に改組
5) 証券についての教育・宣伝
・教育システムの改革
・公衆への教育コース・知識普及を行う
6) 国際協力活動
・他国の国家証券委員会との双方協力についての覚書の締結を強化
・ベトナム企業へ海外の証券市場への上場をサポート
・海外の金融機関の参入過程を作成
[Dau tu chung khoan 8/6]
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