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[市場概況]
PXPはVN指数が1200ポイントに達するとも予想
[2007/08/21 21:27 JST更新]
証券市場についてのレポートがブームになっていることを背景に、ベトナムPXP資産運用会社は海外投資家の重要な役割と、ベトナム証券市場と国際金融市場との関係を強調し、市場を活況にするための諸政策を提案するレポートを先週公開した。
PXPはVN指数がこの4週間で12%下落したことについて、ベトナム証券市場と国際金融市場の状況との間の関係を多少示したが、この下落の主な原因は内部要素からの影響だとコメントしている。VN指数は7月6日(メリルリンチがベトナムへ投資すべきではないとアドバイスするレポートを出した日)に1,010ポイントに達したが、あの日から10日以内では1,000ポイントを割らなかった。海外投資家が買い越しを継続していたが、彼らは新興国市場ではある限界まで買うだけである。逆に、国内投資家は証券担保貸付の制限の影響を受けて株を投げ売りした。国内投資家の売却量が増加し、海外投資の購入量が減少して、ようやく市場は下落し始めた。
しかし、上場企業が2007年度上半期に好業績をあげたこともあり、VN指数は900以下に下落したが、近い将来回復するだろうと予想できる。PXPは、もしVN指数が900ポイントであれば、平均PER(2008 EPSに基づく)は22倍になると算出した。また、ビナミルク(銘柄コード:VNM)、サコムバンク(銘柄コード:STB)、FPT、ペトロベトナムドリリング(銘柄コード:PVD)とファーライ火力発電(銘柄コード:PPC)という時価総額上位5社の平均PER(2008 EPSに基づく)は21倍、この5社の2009年度成長率はおよそ20%であるとした。だとすれば、投資家が利益を得るチャンスは大いにあるといえるだろう。
一方、PXPは、もしホーチミン証券取引所の取引システムが海外投資家へ便宜を与えるために現在の問題点を改善し、政府が外国人保有枠を拡大することを許可すれば、年末にVNインデックスは1200ポイントへ上昇する可能性があるとコメントしている。「最近、外国人保有枠を早期拡大することについての会議や意見交換が行われた。我々はこの考えに賛成し、外国人保有枠を拡大することは市場の下落に対応する手段ではなく、証券市場の長期発展のためだと認識しているからだ。」PXPは強調した。
また、PXPは海外投資家が今後のIPOを待っているので、大手会社のIPOを遅延させるかどうかを良く検討すべきだと提言している。香港上海銀行(HSBC)は、現在海外ファンドがベトナムへ投資するために約40億ドルを調達したと予想している。よって、ベトナム政府が国内投資家には大手会社のIPOに参加する財務能力が十分にないと心配しているのであれば、合理的な最低公募価格を出すために慎重に計算すべきだ。例えば、ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)の最低公募価格が2007年EPSの15倍に相当するとすれば、海外投資家が全ての株式を購入登録するのに10分もかからないだろう。その他、PXPでは持続的に発展する金融市場を目指すために、国内投資家を教育することの重要性も強調した。
[DTCK 8/20]
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