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[市場概況]
抵抗レベル980ポイントを目指す(1)

[2007/09/11 20:29 JST更新]

1) ファンダメンタルズ要素

 独立記念日の連休後の先週、市場が上昇した。先週の最終営業日にVNインデックスは934.13ポイントに達し、前週比25.76ポイント(2.83%)増加した。この上昇の1つの原因は、シティグループや香港上海銀行(HSBC)のレポートを受け取った投資家心理が楽観的になったためだ。また、9月5日に開催された政府の会議では、今年のGDP成長率は8.5%に達し、ここ10年間の新記録になる、と政府要人の見方が一致したこともあるだろう。これを背景に、首相は2008年のGDP成長率も8%以上という目標について楽観的な予想を出した。
 一方、国家中央銀行の総裁は、海外直接投資(FDI)と海外間接投資(FII)が多くなり、市場での外貨供給源が増加する場合は、同行は為替を安定させるために外貨の購入を検討するという趣旨の発表をした。国家中央銀行はトレジャリービル(短期国債)発行等の公開市場操作を通して、自国通貨を吸収して外貨を購入するとしている。この発表を通じて、国家中央銀行は外貨を購入するために自国通貨を発行し、自国通貨の供給を増加させインフレ率を引き上げるという心配には根拠がない、というメッセージを送っていることになる。
 証券市場の状況に戻ると、9月5日に証券保管センターのホーチミン支店が発表したベンチェ水産(銘柄コード:ABT)とタンタオ工業団地(銘柄コード:ITA)の外国人購入可能株式残数の表示が不明確であった。これに先立ち、8月21日にサイゴン商信商業銀行(銘柄コード:STB)の外国人保有枠も30%から49%に間違って表示されていた。つまり、短期間に投資家は外国人保有枠の拡大の敏感性を3回ほど見せつけられたことになった。つまり、外国人保有枠が一杯となった銘柄に対する外国人投資家の需要は、かなり大きいといえるだろう。市場全体で見れば、先週海外投資家が購入した総額は売却した総額の1.88倍であった。
 マクロ経済の成長に期待している我々は、長期的に市場が発展していくという考えを継続して持っている。現時点では、今週(9月10日~14日)の取引に悪い影響を与える兆候は見当たらない。従って、来週も市場が小幅上昇する可能性が高いと言える。

*タンロン証券(CTCK Thang Long)によるレポートです。

(2)に続く

[DTCK 9/10]


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