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[市場概況]
なぜ国債競売は成功しないのか?(1)
[2007/09/22 12:26 JST更新]
財務省の国債競売の強化対策について、2006年6月20日付けで決定された2276/QD-BTCを1年間実施した報告会(8月3日にハノイ証券取引所で開催された)で、最近の国債競売が不調であったことが報告された。またその結果が参加者の注目を集めた。
9月5日までにハノイ証券取引所では、国債競売を26回開催し、12兆50億ドンを調達することができた(競売総額は15兆5,000億ドン-差額は落札辞退分)。最近の国債競売では、競売登録金額はかなり大きく(平均的に競売金額の3.65倍)、金利が上昇しているにもかかわらず、落札率が減少する傾向が見られる。具体的には、2007年度の第1四半期の落札率は99%だったが、第2四半期に82.46%に減少し、更に第3四半期末には58.39%まで下がってしまった。第1四半期の5年債の平均落札金利は7.3%/年、第2四半期が7.1%/年、そして第3四半期には7.8%/年だった。
特に9月5日に開催された競売では、7,000億ドンの競売総額に対して、落札金額は僅か1,000億ドンのみとなった。これは落札率が2007年で最も低い国債競売である(落札率は14.2%のみ)。
多くの人は12兆50億ドンの調達総額はひとまず忘れて、最近の国債競売が不調な結果となった原因を追究し、解決策を立てるため努力している。
1) 成功しないのはなぜか?
国債競売が成功するか否かを評価する基準はまだはっきりしていないが、市場参加万バーの大部分によれば、落札率が評価基準となる。もし落札率が50%以下であれば、成功していないと評価される。ということは、ハノイ証券取引所が出した国債競売結果表を見ると、最近の競売は不調に陥っていることになる(7月3日の落札率は25%、8月10日の落札率は28.57%、8月16日の落札率は33.33%(5年債券))。
しかし、競売登録総額は7月3日を除いていつも競売金額を3~6倍程度上回っていた。これは、債券市場へ投資する需要はかなり高いということを意味している。商業銀行は貸付活動を強化することができずに、多くの余剰資金を持っており、海外ファンドも株式市場への投資を控えているため資本を余らせている。また多くの国内企業は多額の現金を保有している。
(2)に続く
[DTCK 9/18]
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