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[市場概況]
年末の市場予想
[2007/09/26 20:29 JST更新]
2007年8月時点で証券市場は2006年より規模が大きく、専門性が高くなった。現在開設された口座総数は20万口座を上り、前年同期比で3倍程度増加した。これらのことは証券市場に対する投資家の関心の高さを表している。また株式の供給源は大幅に増え、上場する銘柄数が拡大する一方、IPO(新規株式公開)と新株追加発行も次々に行われた。また、資本投入を準備している海外ファンドが数十社程度あることは市場をより活気づかせ、VNインデックスが急変する可能も潜在している。しかし、株式の供給源は非常に大きいため、市場が飽和し、反発力が落ちる可能性はある。
こうした基本的な相違から、2006年のVNインデックスの変動を2007年と比べることは不可能だと言える。しかし、投資家が似ていると思いたくなるような点もある。それは、2006年のVNインデックスの底値は、8月につけられた。そして2007年の底値も同じく8月につけられた、ということだろう。2006年の底値からVNインデックスは回復し、調整なしに上昇したわけでもなかったが、虹のような曲線を描いて、それに続く架け橋となった。
一方、2007年は9月頭からVNインデックスは支持レベル900ポイントを抜け出して上昇している。多くの投資家は短期的にVNインデックスが再び900ポイント以下に下落することを心配したが、VNインデックスは930ポイントのレベルを突破し上昇してから、投資家は市場の回復を期待し始めた。この回復の兆候は、ブルーチップ銘柄に含まれるファーライ火力発電(銘柄コード:PPC)とビンソン・ソンヒン水力発電(銘柄コード:VSH)の株価が長いこと寂しいものだった後に、20%~23%上昇したことからも見て取れる。しかし、サイゴン商信銀行(銘柄コード:STB)以外、市場を牽引するはずのペトロベトナム・ドリリング(銘柄コード:PVD)、リー冷蔵電機(銘柄コード:REE)、FPTなどのブルーチップ銘柄には、(その時にはまだ)楽観的な兆候は見られなかった。
市場が2007年末に回復するという意見は多数ある。2007年の第4四半期におけるVNインデックスの上昇を前年同期と比較してみよう。2006年の第4四半期にVNインデックスは大幅続伸し、短期間調整しただけだったが、2007年にはそのように簡単にはいかないだろう。VNインデックスの目先の抵抗レベルは980ポイントである(9月24日時点)。このレベルを上回れば1,000ポイントのレベルに上昇するのを期待することができる(9月25日には24日の975.82ポイントから一気に1,009.88ポイントに続伸!)。1,000ポイントの次は1,020ポイント、1,050ポイントと1,080ポイントという3つのレベルがあると考えられる。ただしこれらの抵抗レベルで、投資家が株を一気に売却、若しくは資本を回収する傾向が現われると、VNインデックスの大幅上昇は抑えられることが予想される。一部の専門家によると、VNインデックスは少しずつ上昇していれば、持続する可能性は高い。
こうしたこともあり、VNインデックスの2007年末までの展開としては、上向き歯車の形で変動し、一時的に高値・安値が出てくる可能性が高いと見ている。そのために、今年年末にVNインデックスは去年年末のように上昇しても大幅上昇はしないのではないか。
しかしこうした見方によれば、今後VNインデックスは5ヶ月前に起きたように大幅下落する可能性は低いという。調整があったとしても、短期間にせいぜい5%~7%程度の下落で済むだろう。
海外金融機関の最近のレポートには、8月末と9月初めは株式購入をする良い時期であるというアドバイスが見られた。市場は上昇傾向にあり、それらのアドバイスは正しかったと言えるだろう。しかし、個人投資家にとって、中小型株と一部のブルーチップ銘柄を購入するチャンスは今後1ヶ月間にはまだあるだろう。上昇するブルーチップ銘柄があれば下落するブルーチップ銘柄もあるはずだ。一方、投資家に関心を持たれず休眠状態の銘柄もある。VNインデックスが1,000ポイントを乗り越えた後では、これらの銘柄が目を覚まし急伸する可能性もあるのではないか。
[Vneconomy 9/24]
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