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[市場概況]
まだ眠っている大手企業

[2007/10/27 11:24 JST更新]

 2007年年内にIPOを完了できる大手銀行は恐らくベトコムバンクだけであろう。

 メコンデルタ住宅開発銀行(MHB)のIPOは2008年にならないと完了しないだろう。株式会社化を迅速に行うため努力してきたインコムバンクは2008年第1四半期に、ベトナム投資開発銀行(BIDV)は2008年第2四半期にIPOを完了することを目標にしている。IPOの際のコンサルタントがまだ決まっていないベトナム農業農村開発銀行(アグリバンク)の新規株式公開は2009年になると推測されている。

 大手携帯通信サービスプロバイダーであるモビフォン社(MobileFone)も2007年年内にIPOを終了できず、2008年第2四半期に延期することになった。何の予定も示していないビナフォン(VinaFone)は、恐らく2009年或いは2010年にならないとIPOが実施されないであろう。ベトテル(Viettel)は株式会社化の計画がなく、計画のある電力通信会社(Cong ty thong tin vien thong dien luc-EVN Telecom)にはまだ詳しい実施スケジュールが設けられていないのである。

 国営企業の総公社の中では、ハノイ・ビア・アルコール飲料総公社(ハベコ、HABECO)及びサイゴン・ビア・アルコール飲料総公社(Tong cong ty Ruou-Bia-NGK Saigon SABECO、サベコ)は将来の発展戦略をしっかり持っているようだ。

 2007年末から2008年末まで最も注目される魅力的なIPOは商業株式銀行とモビフォン、ハベコ、サベコのIPOであろう。一方で、こうした企業の株式の20%は海外の戦略的パートナーに割当されるため、株式競売を経て発行される株式数は全体の僅か10~15%程度となる。それでもこうしたIPOは市場を活性化してくれることになるだろう。

 2007年10月初頭から海外投資家の買いは、9月末頃のものを下回っている。株価が30%程度上昇した銘柄が多かったこともあるだろうが、成長が遅い銘柄を売却し、来るべきIPOを含めてポートフォリオの再構成を行う海外投資家が大勢いるためだと言われている。

 調整局面にあった今年の第2、第3四半期では、増資計画を延期するか、或いは破棄する企業や上場を遅延する企業も数多く見られた。しかし、株主からの圧力もあり、株式の流動性を高めるためにも、追加上場や上場を計画する企業は多くある。今後2008年2月までにおよそ50社が上場を予定している。こうした動きが市場を更に活発にしてくれるであろう。

[www.tinnhanhchungkhoan.vn, 18:33 GMT+7, 23/10/2007]


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