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[市場概況]
上昇傾向の中で調整が必要だ(1)
[2007/10/28 09:01 JST更新]
アメリカの経済成長低迷への不安から、アジア諸国の証券市場で弱含みの展開も見られたが、ベトナム証券市場のVNインデックスも下落する傾向が見られる。ベトナムでは個人所得税法案が第12次国会で検討されている。この所得税法は証券投資に関わる所得も含んでおり、2009年から有効になる予定である。
雑誌「証券投資」では、こうしたベトナム証券市場のいくつかの問題について、サイゴン証券(SSI)のグエン・ズイ・フン取締役会長兼社長にインタービューを行った。
記者) アジア地域の証券市場では下落も見られるようです。これがここ2営業日、ベトナム証券市場が大きく下落した原因でしょうか?
フン会長) 世界の証券市場の状況を見れば、ベトナム証券市場は世界の証券市場に多少は繋がっているということはいえるでしょう。ただ、ベトナム証券市場規模は小さく一般性がまだ高まっていないため、世界市場が直ちにベトナム証券市場に影響するということは余り考えられません。そうは言っても、多くの投資家が心配を共有することになれば、ベトナム証券市場は大きな影響を受けるでしょう。
長い間調整局面に入っていた後、9月中旬から現在までベトナム証券市場は回復していますが、やや速すぎる回復だったように思います。そのため、投資家が市況を振り返り、ある程度の調整をしていくことが必要になるでしょう。
現在、ベトナム証券市場では証券投資によって中心となる収入を得るという勢力があり、そうやって儲けるために株価変動という波を作っています。株価の上昇や下落が、その企業の業績に余り基づかない銘柄があります。彼らはこれらの銘柄を噂や株価操作によって上昇、又は下落させます。通常株価を引き上げるため、彼らは、A企業は株式分割を近々と行う、とかB企業は無償増資を近々と行うとかの噂を流します。しかし、その企業が何のために株式分割、或いは無償増資を行うのか、全く分かりません。好業績で企業の株価が続伸している場合でさえも、なぜ堅調なのか調べる必要はあると思います。現在株価が大幅続伸しているのは、以前には実質価値より低く評価されていたためだというのですが、それは本当に正しいことなのか、どうなのか。
記者) ということになると、上場企業が投資家へもたらす実質価値とは何でしょうか?
フン会長) 投資家の立場としては、株式投資の際に最も希望するのは株価の上昇です。一方、企業は自社の株価が上昇するように、上手に経営し大きな利益を上げ、また明快な戦略発展を立たなければなりません。株式分割と無償増資は重要な戦略ですが、株へ魅力を与える唯一の方法というわけではありません。企業の資本戦略に適合する限りにおいて意味があると言えるでしょう。
投資家はいつも自分が持っている株の価格は上昇することを希望しますが、企業の執行役員会の使命というは、いつも株価を気にするということではありません。企業を設立し、資本を調達し、経営するということ、そのものが重要なことなのです。企業の目標は、最良な資本を調達し、最も大きな利益を上げ、企業を将来的に発展させることです。こうしたことがあるから市場で需給が形成され、また市場の需給が株価を決定するのです。
(2)に続く
[Tuong Vi, Dau tu Chung Khoan, 25/10/2007]
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