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[市場概況]
上昇傾向の中で調整が必要だ(2)
[2007/10/29 21:01 JST更新]
*雑誌「証券投資」がサイゴン証券(SSI)のグエン・ズイ・フン取締役会長兼社長に行ったインタービュー記事です。
記者) 先ほど市場には波を作る勢力があると仰りましたが、その勢力とは機関投資家を含んでいるのですか?
フン会長) 私は、機関投資家が流動性を高くするための波作りに参加したことはあると思っています。波作りは全く悪い意味というのではありませんが、個人投資家は慎重に考えなければ波に巻き込まれ損失を負いかねません。心理的には通常株価を引き上げ皆に利益を与えることは良いこと、逆に株価を引下げて儲けることは悪いことだと思われますが、本質的にはこの2つの行動は全く同じです。市場では株価操作についての疑問が投げかけられ、監督官が調査しましたが、違法な行為は見つかりませんでした。違法でなければ彼らは続けて行動することになります。ですから、投資家は慎重に考え、自分が何を売買しているのか、はっきりと知っておく必要があります。そうでなければ、株を買って株価が上昇した時には売却したくないという思いに囚われたり、逆に株価が大きく下落した場合には、売却したくてもできないとか、今度は残念だから売却しない、といういつでもどっちつかずの状態に陥ってしまうことでしょう。
記者) 投資家の意識の他に、市場の主観的な波を抑制するため、取引体制をどのように改善すべきだと思いますか?
フン会長) 取引体制を投資家が証券会社へ注文を入力しその注文を自動的に証券取引所のシステムに移すという、本当のオンライン取引システムに改善すべきだと思います。現在一部の証券会社は新取引システムをテストしていますが、これもまだ完全なオンライン取引システムではありません。証券会社の証取代表者が証券取引所で座って入力する代わりに、自社で座って注文を入力し証取システムへ入力するという違いがあるだけです。結局、顧客の注文を証券会社のシステムから証取のシステムへ移行する時間がまだかかることになり、本質的な変化というのはないのです。
もしオンライン取引を導入すれば、波を作ることはより難しくなります。買い残、若しくは売り残が非常に大きい場合に買注文、若しくは売り注文を出す人はいなくなります。また取引ボードの情報が、より正しい需給状況を反映することになるでしょう。
私は、2008年第1四半期にはホーチミン証取が各メンバーとの接続し、オンライン取引を行う技術システムが完了すると聞いています。サイゴン証券(銘柄コード:SSI)は11月中旬にオンライン取引を行う技術システムを完成させることになります。技術システムが近代的であればあるほど、人間の主観的な影響を制限することができ、市場の公開性、透明性を高めることができるのだと思います。
(3)に続く
*関連ニュース:上昇傾向の中で調整が必要だ(1)
[Tuong Vi, Dau tu Chung Khoan, 25/10/2007]
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