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[市場概況]
流入資本の変化(1)
[2007/10/31 20:45 JST更新]
8月末から現在まで、ベトナム証券市場(証取2ヵ所を含む)は25%程度の拡大を見せている。市場拡大に伴い、新しい資本が市場に流入している。
8月中にVNインデックスが900ポイントを下回った状況では、最も楽観的な投資家でさえ、市場が60日も経たずにこれ程上昇することを予測できなかっただろう。相場上昇に伴い、資本が証券へ流入しているが、今回の資本流入は以前とは異なっていると見られている。
1) 東欧からの資本
国家中央銀行は、証券投資のための貸付金額は増加しているが、それ程大きくないと発表した。この資本は主に貸付総額に対する証券担保貸付の比率が3%に達していない国営銀行が行っている貸付とされる。
しかし、国営銀行を調査した結果では、証券担保貸付は個人的なもので規模も小額であり、事業や企業への貸付金額とは比較にならないため、これらの銀行では証券担保貸付業務にあまり関心を持っていないのが実情である。一方、リスクを制限するため、国営銀行は担保株式の額面総額の1.5~2倍に相当する金額しか貸付しない。一部の証券会社では国営銀行と協力して、株式レポ取引(期限のある株式売買・OTC市場の銘柄)を実施しているが、金利は1.1~1.2%/月に達しかなり高いため、投資家にとって魅力的ではない。
その他、国家中央銀行の監督官は毎月商業株式銀行の証券担保貸付を厳密に検査している。証券担保貸付の比率が3%を超えている銀行は監督官たちに証券担保貸付比率引下げを性急に迫られたため、結局これらの銀行の証券担保貸付比率は半分程度に減少した。ある商業株式銀行の責任者は、会社設立のための貸付でさえ監督官に証券担保貸付項目と見なされたと明かしてくれた。
つまり、証券市場への資本は銀行システムから大きく流れてきているのではないと言える。銀行業界によると、証券市場への資本のうち、海外から送金されて来ている資本があり、通常この資本が毎年第4四半期に増加するという。
また、これまで地金の価格が急に上昇していたこともあり、多くの投機家が地金への投機によって利益を上げたとされている。現在地金の価格はまだ高いレベルに留まっており、リスクが高い地金へ再投資されるということは考えにくい。儲けた利益は必ずどこかに投入される。つまりそれが証券市場なのではないか。
一方、ある情報筋によると、証券市場への資本の一部は投資グループからもたらされているという。ここ 3ヶ月間で、東欧で活動しているベトナム人経営者約10組が、ベトナムで有限会社を設立したという。いくつかのグループの投資資本は数兆ドン、国内法人の立場で活動している。
あるグループの代表者は、東欧に住んでいるベトナム人投資家は90代に彼らが滞在していた国の証券市場の上昇を見たことがあり、ベトナム市場もそれと同様に上昇するのではないかという希望を持っているという。彼らにとっては、ベトナム国内で株式を購入するということは現在でもまだ遅いということはない。東欧、特にロシアに住んでいるベトナム人の経営が以前のように順調でなくなっていることも、彼らが母国へ投資する理由の1つとなっている。
(2)に続く
[Chung khoan, Vneconomy, 25/10/2007 01:05]
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