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[市場概況]
10月の証券市場(2)
[2007/11/06 19:24 JST更新]
全般的に10月のベトナム証券市場では大きな動きがなく、絶えず小さく調整が入る展開だった。上昇した営業日は11日あり、逆に下落した営業日は12日あった。月末の営業日にVNインデックスは1,065.09ポイントをつけた。つまり10月は19.3ポイント下落した。
長い期間、調整局面に入っていた後で、9月末からベトナム証券市場は急上昇し、しばらく振りに投資家を興奮させた。投資家のその感覚は10月初旬まで続いた。10月の最初営業日にVNインデックスは37.53ポイントと大幅上昇した。その日売買代金も大きく増加し、2兆ドン(約143億円)を上った。市場の活発さは、続く2営業日でも維持された。しかし、経済が確実に成長しており、海外からの投資が大きく増加し、経営環境ランキングではベトナムの順位が上がった等の積極的な情報があったにもかかわらず、その後から月末にかけて、VNインデックスは上昇下落を繰り返し、確かなトレンドを形成することができなかった。
専門家は、10月にVNインデックスは1,100ポイントの心理的な抵抗レベルに度々撥ね付けられたと見ている。このレベルを巡り小幅変動し、乗り越えられなかった。ドラゴンキャピタルのDominic Scriven社長は、市場がこの心理的な抵抗レベルを乗り越えるためには、ある程度しっかりした上昇機運が必要であると語った。その後は市場も大きく上昇するだろう。
一方、10月中に投資家は市場トレンドを確定することができなかった理由の最も大きな原因は、ベトナム外商銀行(VCB)のIPO(新規株式公開)スケジュールの遅れである。この遅延や情報そのものの不足が、国内投資家ばかりでなく海外ファンドも苛立たせている。投入を待つ大きな資本があることによって、市場は横ばい傾向を抜け出せなかった。
加えて、投資家の共通心理として、ペトロベトナム化学肥料(銘柄コード:DPM)、ホアファット、ドンフーゴムなどの有力な新規上場企業を待っていたと指摘されている。
11月は第3四半期と第4四半期の過渡期であるため、証券市場は横ばい傾向を継続し、その後上昇するという見方がある。
※ 10月の株価上昇率が最も高かったホーチミン証取の5銘柄(上昇幅、上昇率) : LAF(17,300ドン、72.08%)、BTC(12,700ドン、39.69%)、UNI(4,200ドン、39.62%、株価調整があった)、 DPC(12,800ドン、36.57%)とIMP(52,000ドン、31.33%)
※ 10月の株価下落率が最も高かったホーチミン証取の5銘柄(下落幅、下落率) : KDC(64,000ドン、23.97%)、NKD(38,000ドン、16.52%)、GTA(6,900ドン、12.9%)、RIC(14,000ドン、11.38%)とCAN(31.33%)
ホーチミン証取とは反対に、10月のハノイ証取は活発だった。HASTCインデックスは1ヶ月で44.72ポイント上昇した。ハノイ証取の急反発は多くの投資家を吃驚させた。一部の投資家がホーチミン証取の上場銘柄を売買した後、ハノイ証取での取引に参加したりしたこともあり、市場は熱を帯びた。 インデックスが12ポイント程度上昇する日もあった。
専門家は、ハノイ証取の10%の値幅制限(1日に20%変動する場合もある)が投資家を惹き付ける原因であるとコメントしている。こうして、国内投資家ばかりでなく、海外投資家もこの競争に参加し始めた。
(終)
[Website http://www.tinnhanhchungkhoan.vn , 3/11/2007, 9:42]
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