VIET-KABU - ベトナム株情報
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[市場概況]
スイングする時期は過ぎ、停滞段階に入っている(2)

[2007/11/08 19:30 JST更新]

3) 心理面での支障

 サイゴン商信銀行証券(SBS)のグエン・ホー・ナム社長は、年末に向けての市場全体に影響する3つの情報があり、このうち2つは積極的、1つは心配すべきものであると語った。現在、ベトナム外商銀行(ベトコムバンク-VCB)のIPO(新規株式公開)に関する情報(海外の戦略的パートナー及び発行株価)はまだ公開されていない。ナム社長は、VCBのIPO情報が明らかになるまでは、VNインデックスは1,100ポイントレベルを巡り変動する可能性が高いとコメントしている。まずこれが(発表後から市場が大きく上昇する可能性があるという)積極的な情報であるという。

 2つ目の積極的な情報は、ベトナム国外からの情報であるが、FRB(米連邦準備理事会)は経済発展を促進するため、米ドルFF金利の引き下げを継続する可能が高いというもの。これは世界の投資家に期待されていることでもあり、もし現実すれば、世界の証券市場が改めて上昇するという形で歓迎されるだろう。半年前よりも、ベトナム証券市場と世界の証券市場との間の関連は徐々に密接なものになっているということだろう。

 同時に、(証券投資活動で得た所得に対して)多くの所得税を納税しなくてはならないのではないかという懸念が証券市場全体の心理的な障害となっている、という。ベテラン投資家は、25%という税率は高すぎるばかりでなく、ベトナム証券市場の発展政策や市場環境に適合しているとはいえない、と指摘した。本当に利益を得た時期というのは、直近の2年間だけであり、市場規模が発展しているとはいえ、アジア地域の他国と比べても、依然小規模なものに過ぎない。それでは、却って国際資本市場における、ベトナム市場の魅力が失われるだけなのではないか、という声が多くの投資家からも上がっている。

(終)

[Su kien va Binh Luan, Dau tu chung khoan, 5/11/2007]


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