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[市場概況]
HSBC、ベトナム証券市場は非常に順調

[2007/11/29 20:19 JST更新]

 先日香港上海銀行(HSBC)がシンガポールで開催した「ベトナム投資へのアプローチ」と名づけられた会議で、証券戦略分析専門家であるGarry Evans氏は、「ベトナム証券市場は非常に順調である」とコメントした。

 この会議で政府事務所の副主任兼中央改革指導&企業開発部の部長であるファン・ベト・ムォン氏は、「現在まで株式会社化を行った国営企業は約3,800社あり、これは改革すべき国営企業の70%、国営企業における国家資本の25%を占めています。今後2010年から2015年までに、国防・公安及び国家が独占しなければならない分野の400社以下の国営企業を除いて、大部分の国営企業の株式会社化を更に進めます。」と発表した。

 ムォン氏によると、株式会社化を行うベトナム企業とって、戦略的パートナーとして海外の優良企業から投資を受けることが非常に重要であるという。資本ばかりでなく、企業を再編成する上で、海外パートナーが身に着けているコーポレート・ガバナンスがベトナム企業には大きな意味を持つ。

 一方、ホーチミン証取の社長であるチャン・ダック・シン氏は海外投資家に対してベトナム証券市場の発展状況を紹介するプレゼンテーションを行った。同氏によると、ベトナム証券市場へ関心を持つ海外のファンド、ファンド運用会社や銀行の数が日々多くなり(JP Morgan、Citi Group, ANZ等)、またホーチミン証取と海外の証取(上海、シンガポール、日本等)との協力や提携も、技術援助、スタッフの教育から、お互いの市場への上場を支援していくような新しい流れが作られていると解説した。

 ベトナム証券市場について、HSBCの証券戦略分析専門家であるGarry Evans氏は、「我々はベトナム証券市場の将来にとても期待しています。発展していく潜在性に富んだ市場であると言えるでしょう。しかしベトナム証券市場は新興国の市場であり、変動も激しいために、長期投資が必要となるでしょう。」と語った。また、同氏は、インドと中国等の他の新興国の市場と比べた場合、ベトナム証券市場は証券譲渡益に対する税率が売却代金0.1%と低く設定されることになるが、これが投資家、特に海外投資家の参加を奨励するだろうと指摘した。一方で、中国証券市場では一部の銘柄の株価が高すぎる状態になっているが、ベトナム証券市場の多くの上場銘柄の株価は低くもないが高くもない、とコメントしている。それでも、短期的にはベトナム証券市場はインフレの進行、国家中央銀行の財政引締め政策、大手企業(例えばベトナム外商銀行(ベトコムバンク-VCB))の IPO(新規株式公開)の遅延などに直面しており、更にそれがちょうど世界の証券市場の低迷期と重なったため、市場の発展へ影響を与えているとした。そしてこれが結果的にベトナム証券市場での債券の魅力が高めているという。

 ただし、Garry Evans氏は市場に関する正確な情報収集や検索に関心を持っている投資家を心配させているいくつかの問題点も指摘した。そして、「現在外国人保有枠は49%(一般企業)と30%(銀行)となっていますが、ベトナムがこの比率を高めることができれば、海外投資家にとっては大きな魅力となるでしょう。」と強調した。

[Ban tron truc tuyen, website http://www.tinnhanhchungkhoan.vn 24/11/2007 08:48]


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