VIET-KABU - ベトナム株情報
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[市場概況]
12月の未知数を解く(1)

[2007/12/05 12:50 JST更新]

 先週の最終営業日にVNインデックスは972.35ポイントに下落した。ホーチミン証券取引所の9.5%という下落は、アメリカ証券市場の平均下落率(20%)と比べた場合、まだ小さかったといえるが、11月は不安なままで終わってしまった、というのが投資家心理だろう。2007年末にVNインデックスは少なくても1,200ポイントに達する(12月に23.4%上昇することに相当)と期待されたこともあったが、VNインデックスをこのレベルまで引上げる係数がはっきりと示されているわけではない。

1) 世界市場の不安

 海外からの直接投資と間接投資がベトナムに次々と流入し、2007年に新しい記録を打ち立てたことからもわかるように、今後ベトナム証券市場が世界の金融市場と密接にリンクしていくことは立ち戻ることの出来ない流れとなっている。1997年に起きたアジア金融危機は、アジア地域の多くの国の経済を嫌をなしにそれより2、3年前の時点に引き戻したが、当時のベトナムにとっては僅かに蚊に刺されたような僅かな痒み程度の影響しかなかった。しかし、アメリカのサブプライムローンに端を発した今回の金融危機の台風が現在も世界市場に影響を及ぼしている状況を、多くのベトナムの国内投資家も心配している。

 ベトナムで活動する海外のファンド運用会社の運用部長は、資本投入を遅延させ、ポートフォリオを再構成していることを説明した際に、「市場に対して楽観的というのは、新興国市場へ血液を流し込む心臓の役を担うアメリカ証券市場の悪化を心配していない、という意味ではありません。」と語った。同氏は、海外の資本を扱う金融機関ばかりでなく、個人投資家も世界の証券市場の状況をよくフォローしなければならない、とコメントした。

 歓迎すべきことは、FRB(米連邦準備理事会)のFF金利引下げや、OPEC(世界輸出国機構)が12月5日に開催される会議で原油供給を増加させる決定をする可能性が高く、原油価格が下落見込みであることなどの好材料に反応して、11月26日から全世界の証券市場が大きく反発したことだろう。

(2)に続く

[Tieu diem, Dau tu chung khoan, 3/12/2007]


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