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[IPO関連]
サイゴンビール、IPOは1月28日(2)
[2008/01/16 10:57 JST更新]
サイゴンビール社はそうしたファンドへの投資に留まらず、不動産投資への大きな野望も抱いている。現在、サベコ不動産社(資本金4,800億ドンのうち45%出資)、タンタイン投資社(700億ドンのうちの29%)、ゾンバン・フオンドン社(70億ドンのうち23%)、メトロ投資開発社(3,800億ドンのうち10%)の4つの企業への投資手続きを行っている。
また、サベコ工業団地インフラ社への投資や、南部水力発電社へ10%の出資(資本金6,870億ドン)も行っている。
ただし2007年は増収減益
これまでの数年間では、サイゴンビール社の業績は非常に良く、平均年間成長率は12-15%に達していた。しかし、2007年度はサイゴンビール社にとっては、試練の年となった。自然災害によって、生産地から消費地までの運送の影響が顕著になったり、モルト、米などの原材料及びガソリンが高騰、しかし同時に、他社との競争が激化したこともあり、圧迫された原価を販売価格に転嫁することはできなかった。
こうしたことが直接サイゴンビール社の業績に反映されている。2007年度の売上高は32%増加したにも関わらず、税引後利益は前年比1,600億ドン程度減少し、6,100億ドン程度に留まる見通しである。サイゴンビール社では、ビール事業の急速な発展に比べて、清涼飲料水等の分野はまだ発展のスピードが遅く、ビール事業の成否がそのまま会社全体の業績に反映されてしまったと見ている。
機械製造事業も生産費が高く、傘下の企業の需要に十分見合った設備を納入することが出来ていない。また多くのビール工場を保有しているが、小規模なところも多く、生産原価も高くなりがちであり、品質管理も十分には行えないなど、発展計画も限定的なものに留まっている。
国内の生産者から原材料を購入できるところも見つかったが、数量的には限界がある。輸出部門もまだ発展途上であり、原材料の輸入と比較した場合、輸入超となる傾向が強い。またサイゴンビール社の製品自体も、高級ブランドにはなり得ていない。資産運用も、その管理運用は非常に単純であり、収益率が高いとは言えず、また販売においても、そのほとんどは卸売りに留まっている。
教育などを通してスタッフや幹部社員の技能及び経験値のレベルをアップする必要もあるだろう。一方では、WTO加盟後、外国のビールメーカーがベトナム市場参入を虎視眈々と狙っている。激しい市場獲得競争は、まだ始まったばかりである。
(終)
[H.Loc-T.Uyen, www.vneconomy.vn, 11/1/2008 09:24:23(GMT+7)]
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