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[市場概況]
米景気不況の影響を受けるが、大きくはない(2)

[2008/01/27 10:31 JST更新]

2) WB、金融不況はベトナムへは大きく影響しない

 1月9日に公開された世界銀行(WB)の2008年度世界経済の展望についてのレポートでは、2008年には発展途上国のGDP成長率が7.1%に達し、世界の成長を牽引し、また東アジア・太平洋州地域への世界の金融不況の影響は限定的とされている。

 「発展途上国での技術普及」と名づけられたこのレポートは、アメリカの経済不況に対する発展途上国の抵抗力が強く、2008年における先進国の平均GDP成長率が2.2%のみなのに対して、発展途上国の平均GDP成長率は7.1%に達するとコメントしている。

 このレポートでは、今後2年間世界の成長が低下するが、発展途上国は将来よい高い成長を遂げるために、様々な先進技術を吸収する力を増強させるべきである、とアドバイスしている。

 世界の経済成長率は2007年には3.6%に留まり、2006年の3.9%より低くなると予測されている。下落の原因は、先進国の成長率が低下したためである。2008年に世界の経済成長率はより低くなり、3.3%程度と見込まれている。

 金融市場の崩落危機、アメリカの不況、米ドルの弱体化などが、こうした状況の主な要因となっている。更にそれはアメリカへの輸出金額や発展途上国への資本投入を縮小させるリスクを伴っている。

 レポート作成チームのボスであり、Uri Dadush世界銀行の国際商業部長は、全般的に発展途上国は今後2年間中位レベルで成長するが、アメリカの経済がより大きく低迷するならば、発展途上国の成長を低下させる可能性がある、とコメントしている。

 ここしばらくの発展途上国の目覚しい成長が世界の物価を押し上げた。特に原油、金属、鉱産資源がそうで、こうした品目を輸出している国にとっては有益なことである。一方で、最近の農産品の価格上昇は都市の低所得者へ影響を及ぼしている。

 このレポートでは、ここ15年間でマクロ経済の慎重な管理や技術開発が、発展途上国での生産高及び収入を増加させ、また今後10年間も、貧困層を縮小するツールとなるであろうことを評価している。

 東アジア・太平洋州地域の平均GDP成長率は、2007年には10%、2008年が9.8%、 2009年では9.6%に達すると見込まれている。ベトナムのGDP成長率は、2007年が8.3%、2008年は8.2%、2009年には8.3%に達すると予測される。つまり、世界の金融不況は、ベトナムを含むこの地域の国々へは、大きく影響しないと予想されている。

(終)

[Tin Vietnam, Website http://www.vietstock.com.vn, 22/1/2008 23:35]


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