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[ホーチミン証取]
SSI:Merrill Lynchが採用した理由は?

[2008/03/16 13:07 JST更新]

 株式市場がまだ発達していない新興国を対象とするMLFI (Merrill Lynch Frontier Index)の選出条件は以下のようになっている。

・流動性が高いこと:連続3ヶ月間、1営業日の平均売買代金が最低75万ドル
・時価総額:最低5億ドル
・外国人投資家の保有率:15%以上で、更に拡大される可能性があること

 MLFIの条件を満たした50社には、クウェート、UAE、カタールなどの企業が選ばれたが、サイゴン証券株式会社[銘柄コード:SSI]は、ベトナム及び東南アジアの唯一の銘柄として採用された。50銘柄中、第13位で、金融サービス部門に分類されている。

 Merrill LynchによるSSI情報

・時価総額が10億ドル以上
・1営業日の平均売買代金:642万ドル
・流動性係数:0.8(連続3ヶ月1営業日の平均売買高/その3ヶ月の流通株式数、最高1で最低0.1)

 流動性が高く、外国人投資家保有率が30%あり、時価総額が10億ドル以上であるサイゴン商信株式商業銀行(サコムバンク)[銘柄コード:STB]、及びアジア株式商業銀行(アジアコマーシャル銀行)[銘柄コード:ACB]もMerrill Lynchの条件を十分満たしているが、MLFIの対象として採用されなかった。ACB及びSTBは国家中央銀行の政策に影響を受けるリスクが高く、また海外投資家保有率が既に上限に達しているため、とある専門家は語っている。

[Duy Cuong, www.vneconomy.vn, 10:16 GMT+7, 13/3/2008]


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