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[ホーチミン証取]
STB:6兆ドンへの増資
[2008/03/20 15:27 JST更新]
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商業株式銀行で最も多額の資金を保有しているサイゴン商信株式商業銀行(サコムバンク)[銘柄コード:STB]は、6兆ドン(約372億6,700万円)に増資することを計画している。以下はSCICのダン・バン・タイン会長へのインタービューである。
質問) 今年度の計画及び戦略を教えていただけませんか?
タイン会長) 銀行業界は難しい時期にさしかかりますが、今年度に総資産を93兆1,820億ドン(約5,787億7,000万円)へ増やし、税引前利益を2兆ドン(約124億2,200万円)に引き上げることを計画しています(2007年度税引前利益:1兆4,520億ドン)。また、店舗ネットワーク拡大のため、第2四半期か第3四半期に現在の資本金4兆4,490億ドンの27%に相当する、額面比15%の株式配当と有償増資(発行価格:1万5,000ドン/株)を行う予定です。
質問) 増資による調達資金は何に使用されるでしょうか?
タイン会長) 年内にホーチミン市で2ヵ所の支店、ハノイ市でも2ヵ所の支店、その他の北部支店2ヵ所、ラオス支店、カンボジア支店を含めて20カ所の取扱所を設立します。また、STBは教育及びエネルギー分野を重視しています。出資率25%とすることで、ダラットのYersin大学と戦略的パートナー契約を締結しました。2008年1月には、ベトナム電力グループ(Tap doan dien luc Viet Nam‐EVN)の電力プロジェクト管理委員会と契約を行い、これにより、STBは中部地方の電力プロジェクトのために9,000億ドン(約55億9,000万円)を支援することになります。また、トゥアティエン・フエ省のチュオンフー株式会社(Cong ty co phan Truong Phu)の株式の11%を取得し、民間施設や灌漑施設、水力発電所、インフラ施設の建設、不動産販売などのチュオンフーのプロジェクトに出資することで、同社のパートナーとなりました。
質問) 政府が打ち出したインフレ抑制のための金融引締め策が銀行業界に与える影響は大きなものになると思いますが、STBはどのようにして2兆ドンという税引前利益を達成することができると言えるのでしょうか?
タイン会長) 銀行業界ばかりではなく、あらゆる業種が困難に直面しなければなりません。重要なことは情勢が明るい方向へ向かうためには、何をすべきかということを知ることなのです。STBの発展戦略は長期的な視野に立って作成されています。2007年度税引前利益は1兆4,520億ドンでしたが、2008年度税引前利益が2兆ドンを達成するはずです。2008年1月~2月の利益は既に3,020億ドン(約18億7,600万円)に達しています。
質問) 増資を急ぎますと、STB株の希薄化が生じます。それなのになぜまた今年度中に増資することを計画しているのですか?
タイン会長) STBの現在の資金は経営を行うのには不十分だということなのです。増資することは悪いことではありません。どうやってその資金を有効に使用することができるか、そこが問題です。増資による資金を固定資産への投資、出資、ATMネットワーク開発に使用する予定です。また、今年中には、STB及びANZ銀行との顧客が利用できる共通ATMが誕生します。
[Tai chin-Tien te, Dau tu chung khoan, 17/3/2008]
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