|
[市場概況]
資金はどこに流入しているか?(3)
[2008/03/25 21:30 JST更新]
しかし、より心配なのが、金融引締め策により引き上げられる数十兆ドンという金額。銀行から証券市場へ流入している資金の流れが変更される可能性があるからだ。
その1つ目が、20兆3,000億ドンの短期国債強制購入である。これは3月17日に行われた。アジア商業銀行(銘柄コード:ACB)、VPバンク、アンビンバンクなどは短期国債を買うため、それぞれ1兆2,000億ドン、4,000億ドン、 2,500億ドンを準備する必要があった。しかし、これらの資金を調達するために努力したと推定されることに、満期を過ぎた貸付の回収がある。多くの人が考えている手法の1つが、銀行では担保割れした株式を売却し、資本を回収したというもの。そのために、売り圧力が非常に大きなものになったという見方である。
一方、最も大きな影響を与えると専門家から評されているのが、財務省が商業銀行に預けている国庫金約50兆ドンが、国家中央銀行へ引き戻されることだという。現在、この50兆ドンは国営銀行5行で管理されており、企業及び事業投資ととして貸付られている。これ程に大きな資金を回収することは、国営銀行5行へ直接的な試練を与えることになるだろう。一部では(特に証券と不動産)、信用収縮が起きる可能性がある。
雑誌「証券投資」が得た情報によれば、証券担保貸付に最も関心を持つとされる国営銀行2行が、国庫金を最も多く回収されることになる見込みである。このことが、証券担保貸付枠にまだ余裕があるこの大手銀行の資金の流動性へ暗い影を落とす。つまり、政府が出した政策は理に適ったことと捉えられているが、どうだろうか。証券担保貸付が継続されることは、現実的には考えられないのではないか。
1ヶ月前、5人グループの個人投資家に対して、雑誌「証券投資」の記者が、「資金をどこへ投入するのか?」と聞いたところ、「資金の80%は証券へ投入する」という答えが返ってきた。しかし、1ヵ月後の現在、同じの質問をした場合、彼らのポートフォリオは随分と変わったものになっているだろう。金への投資率が上昇しているだろうし、以前は誰にも選ばれなかった預金という選択も、現在多くの人が考えるようになっている。
新しい資金はまだ投入されておらず、古い資金が退出し、投資ファンドは買う方が良いとアドバイスしているにもかかわらず、自分では資金投入をまだ積極的に行っていない。市場が回復するための原動力が不足しているのは間違いない。
(終)
[Phong Lan, Tieu diem, Dau tu chung khoan, 19/3/2008]
| 印刷する | ウィンドウを閉じる |
◆ 免責事項