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[ホーチミン証取]
TDH、不動産へパワーを集中(2)
[2008/04/23 20:42 JST更新]
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2008年、トゥドゥック住宅開発(銘柄コード:TDH)は2,740億ドンを事業投資し、合弁会社設立のために、2,300億ドンを出資する予定である。
※ 2008年度の業績見込み
売上高 3,633億ドン(前年比35.81%増)
税引前利益 2,148億ドン(前年比14.86%増)
税引後利益 1,823億ドン(前年比10.8%増)
2008年にはビンチェウ事業、タムビン・トゥドゥック市場(いちば)B区事業(農産物経営者向けの店)などが売却、または長期でのレンタル契約されることになる。不動産市場が現在のように減退している中でも、こうした事業への影響は、最も小さいものに留まると評価されている。
TDHの2007年度配当支払計画は2回から構成されている。1回目は現金配当(額面比5%)で、2008年6月に行う予定である。2回目は現金配当(額面比5%)と株式配当(額面比10%)である。株式配当を通して、資本金を2,300億ドンから2,530億ドンへ増資する。
TDHの上場初日(2006年12月14日)から現在までの取引履歴を振り返れば、この銘柄がいつも海外投資家に関心を持たれるということが分かる。現在、海外投資家は資本金のほぼ49%を保有してしまっているので、保有枠は一杯だといえる。一方、TDH幹部が株式の24.16%、政府は10.29%を保有している。残りの株式は社員とその他の株主に保有されている。
不動産企業にとって、保有している土地は長期に発展するための財産やパワーとなる。この重要性を認識しているTDHは、2010年~2015年までの段階で、新しい土地を絶えず探すことにしている。現在、保有土地面積は30ha以上に達しており、 2010年までの投資には充分な大きさを確保している。更にこれには投資を許可された土地、及び合弁事業による土地(数百ha)を含んではいない。合弁事業には、ハタイ省のドンマイ工業団地事業 (225ha)、ドンナイ工業団地(100ha)などがある。TDHが目指している地区は、ホーチミン市、ドンナイ省、ビンズオン省、ハタイ省、トゥティン・フエ省などである。その他、韓国のDaewonグループと合弁しているCantavil事業の成功も、TDHブランドを強化する材料となるだろう。
(終)
*関連ニュース:TDH、不動産へパワーを集中(1)
[Hai Minh, Dien dan chung khoan, Dau tu chung khoan 7/4/2008]
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